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十年前———————。。。

翼６歳


ここは、アメリカ
だけど、今居るのは日本の保育所・・・

男子４人に対し、女子２人・・
また・・・こいつら、女子に手出してるよ・・
ホント、ヒマな奴らだな

『なっ俺らと一緒にドッチボールしようぜ!!』

『やだっ!!!　だって、男子強いし・・詰まんないから!!　あたし達はおままごとするもんね〜』

『おままごとなんかもっと詰まんないよっ!!　だから、俺たちと一緒にドッチボールしようぜ!』

男子の一人が、女子の手を強引に引っ張る

『痛いよっ!!　放してーー!!!』

ほんっと・・・うるさいんだけどっ

男子めがけてボールを思いっきり投げた

『いってぇ〜〜〜!!　何すんだよっ翼!!』

「嫌がってんでしょ〜　放しなさいよっ!!　それともあたしとドッチボールする!?」

『絶対やだぁ〜〜!!おっおぼえてろよっ!!!!』

あっけなく、男はその場を立ち去ってしまった・・

「ちぇ〜〜・・詰まんないのっ!!」

すると、さっきの女達が駆け寄って来た

『ありがとう、翼ちゃん！！　助かったわ〜ホント・・翼ちゃんは女の子代表だよね！！』

意味が・・よく分からない・・
困っている人を、助けてあげただけなのに・・
なんで、あんな事言われなきゃいけないんだ!?


小学校に上がり、高学年になるにつれて、あたしはいじめとやらにあった・・・

『ねぇーー“つばさ”ってさー男みたいななまえだよね〜〜』

『だよねぇ〜〜いつも男の子みたいな服着てるし・・それにさ・・・』

教室のまわりで、自分の悪口が言われている
別に、嫌だとか思わない
だって、そう思われてもおかしくないから・・