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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ☆星の子☆ ( No.13 )
- 日時: 2011/09/09 12:47
- 名前: (朱雀*@).゜. ◆Z7bFAH4/cw (ID: EZ3wiCAd)
1章 6話「見た目は13歳、術を解くと7歳、本当は300歳」
「あ〜……わかった。じゃあ天国ってことにしとこう。」
光聖君は早く話を続けたいらしく、納得してない様子でこの話を打ち切った。
でも死んだらどうなるかなんて実際のところ誰も知らない。天国に行くかもしれないし、無になるかもしれない。もしかしたら皆が皆地獄行きかもしれないし、はたまた何かに生まれ変わるかもしれない。
「ふつうは燃え死んだら魂が故郷に行くんだけど、僕だけは例外のようだ。いつも独り路線から外れて故郷に行けず、陸地に着地してしまうんだ。もう100年も挑戦してるんだけど……。」
「100年?!」
私は信じられずにオウム返しに叫んだ。
私なんてまだ13年しか生きていないのに。
「でもでも100年も生きてたら死んでもいいはずだし……あぁそっか、光聖君は星なんだ。いやいや、でも私より年下のようだし……? あれ?」
私は頭がこんがらがって意味が分からなくなった。数学の時間よりも頭が痛い。
目の前の光景と言葉の意味が、繋がらないのだ。完全に彼の話は矛盾していると言ってもいい。
「うん、そうだね。僕は君たちの年齢で言うと7歳だよ。でも実際300年ちょっと生きている。ああ、そんなに驚かないで。僕たちの世界では生きる人は5000年くらい生きるし、<ホーリー・フェザー>なんて優に1万年は生きてるよ。
あと、僕は術を使ってこの姿になってるんだ。」
光聖君はそう言って微笑んだ。
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