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　9話　関わり


何にも知らないアイラは泉の辺で泣いていた。

「……ぇっく、ひっくひっく……私なんて消えたほうがいいのかな」

　アイラは一人、誰もいないのに誰かに問いかける……


　大切な人とは離ればなれになり、存在してもしなくても変わらないんだとアイラは思う……


　　—そんな泣いているアイラに近づく人影—


「ねぇ、君、この場所で泣かないでくれる?」

「えっ…」

　そこには漆黒の髪と目、黒ずくめの可愛らしい男の子?がいた。
　アイラはあまりの可愛さに見とれてしまった。

　すると男の子は怒りながら

「君、僕のこと女だと思っただろ!?」

　そう言い顔を斜め横に向けてツンとしている。


　我にかえったアイラは涙をゴシゴシと拭き

「そんなことないです、でも不快な気持にさせてしまったみたいなのでごめんなさい」

　頭をペコッと下げて謝る。

　すると少年は許したらしく

「僕はアルヴェルト……」

　そのあとは黙ってしまった。

　アイラはハッとして

「私はアイラ・レディ、アイラって呼んで下さい」



続く



アルヴェルト君やっと出せたぁ☆
ほうせんか、ありがとう（*^_^*）

まだまだ、募集したキャラ出したいと思うので少々待っていて下さい(>_<)


次回はイルの話です！
———子供の正体は？———