コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 未知なる世界へ ☆キャラ募集中☆ ( No.58 )
日時: 2010/11/10 10:30
名前: ナナ (ID: uzSa1/Mq)


13話 ……支度


そのあとフィンはアイラに舞踏会の日程の紙を渡し、
準備があるからと去って行った。

 アイラは紙を見つめている。

『場所…ガラスの城、時間…PM7時—12時まで……皆さまのご参加、お待ちおりしています。』

 そこまでを読みアイラはため息をつく。

「フィンさんには6時にここに集合って言われたけど後3時間くらいあるしなぁ……どうしよう?この服じゃあ街の中歩けないし」

 すると泉の辺に水車小屋があるのに気がついた、側まで近付いて行く。

 その水車は古いのかキィキィ言いながら回っている。アイラは中も気になりノックをする、誰もいないらしくドアを引っ張ってみる、すると開いてしまった……

「……誰かいませんか?おじゃまします」


 中は綺麗で机、椅子、ベットしかなかった。
 アイラはしばらくの間ベットに座り外の景色を眺めていた。
 しかしだんだんと意識が遠のいて行く……そのまま眠りについてしまった……



……誰かがわたしを呼んでいる……あなたは誰? ……イル!やっと逢える……何? 何を言っているの? もっと大きな声で言って、分からないよ……無意識のうちに手を伸ばす


「ラさん、ァイラさんアイラさん……起きて下さい。」

 そこで映像が途切れる

「えっ、イル……?」

「僕はフィンですよ、そろそろ準備しないと」

 そこでようやく目が覚める……あれは『夢』だったのだ

「ご、ごめんなさい、寝ぼけてたみたいで……それよりいきましょう」

 フィンは、「ええ」と言いアイラを連れて小屋から出ていく。

 街では6時を知らせる鐘が鳴っていた。

 街に入ると色んな人からの視線が痛かったがフィンがずっと手を握ってくれていたので怖くなかった。

 フィンが歩くのを止めてアイラに顔を向ける

「僕の家です、ここで準備をしましょう。」

 と中に入って行く。

 アイラも戸惑いつつ入る。


続く


次回はおもちゃの世界です(#^.^#)