コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 未知なる世界にご招待 ☆キャラ募集中☆ ( No.70 )
- 日時: 2010/11/10 10:44
- 名前: ナナ (ID: uzSa1/Mq)
16話 ……悲しみの事実
そしてイルはレーレに歩み寄る。
「はじめまして、イル・フランって言います、宜しく……」
レーラはペコッとお辞儀をしてから
「私はレーラと言います……宜しくお願いします」
お互いの紹介が終わりそろそろ本題を聞こうとした
「私がこの国について知っていることは……」
そこまでレーラが言うとイルは小さく声を上げた。
「……何で聞きたいことが分かったんだ!?」
するとレーラは
「……イルさんが何かを求めている表情をしていましたから、もしかしたらこの事かなと」
イルはまじまじとレーラを見詰めた……
この子は優しすぎる、そして何よりも相手の幸せを願っている。
「……辛いと思うけど話してくれるかな?」
レーラは微笑みながら首を縦に振り話しだした……
「……イルさんはもう大体のことはキリアちゃんから聞いている様ですね……だとしたら私は貴方に重大な事実を話しましょう『この国の大人は別の世界』にいます」
イルは目を見開き呆然としていた。
隣にいるキリアを見ると口元の手を震わせていた……
キリアもどうやらこの事実は知らなかったらしい。
するとキリアは立ちあがりイルのもとによる……そしてイルの耳に口をあて
「だから後はイルさん次第なの……ここと大人達のいる世界を繋げて……お願い」
と小声だがはっきりと伝え
「では私は失礼します、私がイルさんに話すことはもうありません、では……」
そう言いイルから離れその場からゆっくりとレーラは立ち去って行った……
最後にイルはなぜ大人が別世界にいるのかとどうして自分の正体を知っているのか聞きたかったが声が出ず聞けなかった。
後に残されたイルとキリアはただ呆然と立ちすくんでいた。
でも希望は残った……そろそろ次の世界に行こう
—世界を繋ぐために…皆のために−
続く
久々の更新なので手こずりました((+_+))
次回はアイラの舞踏会…そしてついに世界と世界が繋がります\(◎o◎)/!
コメ㌧お願いしまs●〜*