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　21話　……助け


その瞬間に人がサッとあらわれていたことにアイラは知ることも無かった。


「……ここは何処なの?」

　アイラは上半身を起き上がらす、どうやら寝ていたらしい……そしてアイラはあたりを見渡す、畳に布団が敷かれそこに寝かせられていたようだった。

「……ん? 目が覚めたのか」

　奥の部屋から青年が現れる、黒髪茶瞳に黒いＴシャツ
、首から下げていた銀色のネックレスが目に入る。

　アイラはいきなりの事に少し驚き

「……あ、ありがとうございます」

　ペコッと頭を下げる、その時にぬれタオルが布団にパサリと落ちる。それをアイラは拾う、まだ冷たくずっと看病してくれていた事が分かる。

「別に……助けるのが普通だろ」

　そう言いアイラからタオルを受け取る。

　アイラは青年に目を向け腰に納めている、刀を見てさっきの出来事を、その時思いだす……

「嫌っ、切らないで」

　目を覆い隠すように手で隠す。

　青年はそのことに気づき刀を奥の部屋に置いてくる。

「もう平気だ……名前言ってなかったな、俺は紅葉」

　瞳が優しい雰囲気を醸し出す。

「私はアイラ・レディ、アイラって読んで下さい」

　笑顔で言ったアイラ……しかし紅葉は疑問をもったような顔をし、ある事を聴いてくる

「アイラ……その名前にお前の着ている服、お前ここの世界の者ではないのか?」

　予想外な質問にアイラは呆然とするだけだった……ばれてしまったらどうなるのかがアイラは怖かった。



続く



今回は零十様のオリキャラを出させていただきました。
本当にありがとうございます<m(__)m>
出してないキャラはこれからきちんと出します!
遅くてごめんなさい(/_;)
まだまだ募集中です。


初っ端からアイラピンチ!!

次回はイルです＞＜

色々と動きだします(*^^)v