コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ざけんじゃねぇ!! ( No.1 )
- 日時: 2010/07/31 22:33
- 名前: ハッチしゃn (ID: ymYDaoPE)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode=view&no=20164
第一話「プロローグ」
暑い・・・・。暑すぎる。
こりゃ40℃行ってるんじゃねぇかと思うほどとにかく暑かった。
「あぢぃぃ・・・・」
俺は隣にいる幼馴染の坂条 奈津美にこぼす。
「うっさいわねぇ。男なんだから少しは耐えなさいよ」
と呆れと、情けない奴ねという表情をこちらに向ける。
そんな表情を向けられたらさすがの優しい俺さえ『じゃぁ、お前はどうなんだ?』と聞きたくなる。
だいいち、一番暑そうなのは坂条の方だと感じる。
どっからどうみてもグダ—グダ—してて、猫背になりながら、仰いでいる姿。そんな奴にすこし暑いという言葉をこぼしただけで「なさけない」などと、言われたくもなかった。
結果的に言われた事がとてもじゃないほど頭にくるのだが。
「なによ? あたしの顔になんか付いてる?」
けっ。ちょっとかわいいからって、困った顔を作りやがって・・・・・。
ぐわぁぁあ!!ぜってぇ今の変態だって! 自分でそんな・・・相手の事を思うなんて、男としてどうかと・・・!!
いや、だからこそなのか・・・・。いやいや、たしかにかか、可愛いけども、こいつは一応レベル8の風属性だ。
気を付けないと・・・死ぬ。
よし、気に障らないように手を握って、・・・それでそれで♪
自分で何を考えているのかと少し顔を振り、現実に戻る。
“戻る”という言い方はおかしいが、まぁ俺にとって心の中で抗議したり話したりする内容はほとんど「現実逃避」。ってことでその言葉を使っている。
はて、心で使って良い物なのかどうかはわかりませんが。
「いや、なにも付いてないよ。」
「あっそ。 じゃ、なんで私の顔見たの? ストーカーのようにじーっと。」
『ストーカーのように』を付けるかこの野郎。
俺は少し頭に怒りマークを一個つける。
んん、なんと答えればいいんだ? 本当の事を言って『可愛いから』とか使ってみるか?
一発であの世行きだぞ おいっ☆
「んー、さぁ? なぜだろう」
「あれぇ、・・・・そう。 なら別にいいんだけどね」
「そうそう、別に気にしない気にしない。」
「・・・・・・」
やべぇ、すっげぇこっち睨みつけてる。少しチャラく喋りすぎたか。
さすが純粋なレディ。