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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ざけんじゃねぇッ!と言う少年と少女の物語(浩太&奈津美編 ( No.103 )
- 日時: 2010/08/24 12:53
- 名前: ハッチしゃn (ID: ymYDaoPE)
第16話
かれこれ、坂条奈津美は、尾崎ともどもハンバーグを作り上げたのだった。(省略法キタ—ッ)
「「「いっただっきま〜す!」」」
ポタコン合わせて、三人は皿の上にある、手作りハンバーグと、野菜サラダを交互に食べる。ポタコンに至っては頬張るが正解なのかもしれない。なぜならそれを見かけた奈津美がデレたからだ。
「か、・・・カワイイ・・・」
「・・・・う?」
ポタコンが首を傾げると、奈津美が瞳をキラキラさせる。だがその奥にはなにかたくらんでいる感があった。尾崎はそれを見逃さない。
「おい、奈津美、ポタコンに何考えてんだ? なんかまるっきり、後ろにオーラが」
「あ、あのさ、ポタコン君にケロロ軍曹の着ぐるみ着させていい? たぶん、ブログで出したら人気になると思うんだけど」
と、奈津美が途中まで言うと、その後は、声が震えて聞こえなかった。いや、尾崎は聞きたくなかっただけなのかもしれない。
「僕、って・・・そんなに可愛いの浩太?」
”知らん”が一発めに思う尾崎だ。もともとポタコンは尾崎の能力のために作られたアンドロイドのはずであり、外見など考えた事もなかった。
「へ〜、可愛いのか・・・ウェッへ」
ポタコンが顔に似合わずおやじ言葉で照れあげる。ちなみに、こいつの心理状態は、外見と一緒で子供だ。だから、親(尾崎)が離れると、少し慌ててしまうという要素などがある。
「ねね!いいでしょ!」
「駄目にきまってんだろ!」
普通の女子なら、「なんでよ」と駄々をこねるが、さすがレベル8の女の子。「わかったわよ・・・」と納得したようだった。
尾崎としては、ポタコンのキャラが崩れる寸前でよかったと、ハンバーグを3口食べたところで自分の心と言う胸を撫で、安心する。
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