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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ざけんじゃねぇッ!と言う少年と少女の物語(darkness編 ( No.132 )
- 日時: 2010/09/03 20:31
- 名前: ハッチしゃn (ID: ymYDaoPE)
第20話
「勝てるわけがない・・・? 何言ってんのあんた。レベル7如きが、この私を止められるとでも思ってんじゃないでしょうねぇッ?!」
「威勢だけは良いってな訳よ。けど、結局、ウチらのボスに勝てるわけがないってな訳なのよ!!」
中山は、その口調で言うと、奈津美へと岩石を投げ、拡散爆発させる。その衝撃は、尾崎の距離まで負わせる。
「・・・・っ」
尾崎は、衝撃によりコンクリートの壁に吹き飛ばされる。そのコンクリートに寄りかかり、肺に溜まった血を口から吐き出す。
「・・・ぐぁ・・・がはっ!!」
「尾崎?!」
その光景に奈津美は気を取られる。その隙を狙い、中山は奈津美に石を腹部目がけて投げ、肌との接近が高まったところで、爆発を———実行。
が・・・・突如、それは奈津美の体から解き放たれ、中山へと移動してから爆破する。
「・・・だから、あんたには、私を倒すことは出来ないわよ!」
そこで轟音と、破裂する音が響き渡る。決め言葉のように奈津美は伝えたが、しかし彼女からしてみれば、これは把握範囲だった。爆発する直前に、枡中小猫が、変速の能力を使って、爆破するのを納めたのだから。
「・・・私ならね。でも、この暴力団率いては、倒せないって訳よw!」
中山はポケットにしまっておいた飴玉を五個取り出すと、それを奈津美に投げつける。奈津美も風を巻き起こし、爆破物に変わる前に飛ばし返す。
「どっちにせよ、私はあんたたちを全力で倒す!」
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