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Re: ざけんじゃねぇッ!と言う少年と少女の物語(darkness編 ( No.138 )
日時: 2010/09/10 19:59
名前: ハッチしゃn (ID: ymYDaoPE)


 「っざけんじゃねぇぞ! この、、、やろおおおおおおッッ!!」

 「はは! 結局、・・・・田名中の能力を甘く見てるって訳よ!!」

 「うぁああああああああああああああッッ!!」

 土手の広場が大きな風に包み込まれた直後に、ダークネス暴力団達はテレポートする。彼らには防御系能力と攻撃系能力に編成されている。その為、彼らにはたとえ強力な攻撃が有ろうと、単純なものでは回避で返す。それが、彼らのやり方でもある。

 「糞ガキの姉は、やっぱ糞ガキだな! ぎゃはは!っがああ! くぅっそおぉ!! ちっくしょぉお! イテぇよ! 糞!!」

 テレポートを行った田名中は地面を何度も蹴りつぶす。先ほど喰らった攻撃の衝撃が未だに続いている事に腹が煮えくり上がる。

 「まぁ・・・めちゃオッケーなんじゃないですか?無事、先輩達を助けられましたし」

 「別に俺は助けなくてもよかったんだけどよぉお? てめぇがあせりすぎなんぁだぁろぅが」

 「この! 助けてやった私はどうなんだよ!」

 倍に地面を蹴りつける。田名中には、怒りが増すばかりで、目つきを殺意へと変える。

 「・・・とにかく・・・俺は、あいつを倒して・・・早く寝たいな・・・」

 田名中の隣で、翼を生やした殺戮がゆっくり呟く。彼にとっては、山陀と同様にテレポートされてもされなくてもどうでもよかったように思う。己の能力が勝っている事だけは理解しているからだ。例えレベル7でも、彼の属性は神属性。翼体能力者。

 彼は、右手を掲げると、『十字の天使の剣』を作り上げる。その構成シーンは、粉々の粒が合わさって作られたようになっていく。
 その作りあげた『十字の天使の剣』を掴み振り上げると、目の前で風が巻き起こっている場所へと、勢いよく降り下げる。

 「キャぁあああっ!!」
 奈津美の悲鳴が巻き起こる。『十字の天使の剣』。それは、あらゆる生命体を精神正常値を下げる物。

 「・・・いやぁ! ・・・やめてぇ!!」

 奈津美の精神は、尾崎が意識不能の内に、徐々に壊されて行く。