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Re: ざけんじゃねぇッ!と言う少年と少女の物語(darkness編 ( No.139 )
日時: 2010/09/11 17:19
名前: ハッチしゃn (ID: ymYDaoPE)


お願い・・・やめて! こんなのは思い出したくない! ねぇ、どうして思い出そうとするの!?

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 「春山先生・・・イコールは完成タイプなのでしょうか?」
 「完成など関係はない。 ただ、我々は量産計画を実行している。 イコールはそのオリジナルなだけだ。スラナスは脳の限界数値をあげるためだけに作られた仮設だからね。・・・彼女には、申し分ないわけだがね」
 「それはいいとして・・・次の被験体は・・・『坂条奈津美』です。彼女は実の人間です。 瀕死状態までエネルギーを流すなんて、もうやめませんか?」
 「やめる訳にはいかないよ。もう少し、レベル8を生みだす可能性を求めたいんでね」
 「・・・・了解しました・・・。」

 ここは、実体実験能力生態厳重保管施設。以前に坂条と尾崎が行ってきた施設だ。ちょうど、春山がいるところは研究室。そこは、”人間を隔離し、能力者に入れ替える”場所でもある。

 幼少時期の奈津美が、その試験管の中にはいた。そのガラスの前には、春山と、研究生の竹中がいる。

 「では・・・実験開始します」
 「ふふっ・・・がんばってくれよお嬢ちゃん。君は人間初のレベル8へと変われる”かもしれない”のだからね・・・ふふふっ・・・いいぞ。押せ」

 その指示通りに、竹中は実験ボタンを押す。


 「・・・・ぁ・・・!!!」

 試験管の中にいた彼女が目を見開いて。

 「ぁぁあああぁぁ!! ぎゃぁあああああああああああああああああああああああッッ!!!!」

 と、泣き叫んだ。