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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ZAKENJANE! ありがとう編 ( No.207 )
- 日時: 2011/02/24 14:45
- 名前: ハッチしゃn (ID: ymYDaoPE)
8月15日 木曜日
ロンドン ヒースロー空港
「あのさ……ポタコン」
「な、なに……?」
あのね。なにじゃなくてさ。なにしちゃってくれてんだって言ってんだよ!
「お前なぁぁ! 飛行苦手だったの先に言えよ! エチケット袋用意し忘れたせいでお前の———」
「こーーた、ストォーップ! それ以上言っちゃいかん! 絶対言っちゃいかん! なにかしらの影響でこうなってしまったという回想もここではNGだから! やめろよ文面で書くの!! おい、そこの」
「ポタコン、誰に言ってんの?」
「なんでもない! とにかくあれだよね! もう少し日本の飛行機は低く飛ぶ事を学んだ方がいいよね!」
すごいねーとしか言いようのない速さで腕をブンブン回しまくってるのであまり感傷に浸んないように、俺は頬を釣り上げて話しかける。
「とにかくもなにも落ち着けって! 飛行機の事はお前が先に言わないのが悪いんだから、他人に文句言わない! せっかくのロンドンだろ!? 楽しまなきゃつまんねぇぞ!」
「そーだけど! 言ってる事は的を射てるけど! ちょっとぐらい文句言ってもいいじゃないかよちくしょーぃ!」
俺は今のポタコンに話を掛けても、怒りを買うとしか考えられないので、荷物を持ってさっさと集合場所に行こうと決める。
たしか、集合場所はターミナル3の一階フロアだったはずだ。
キャリーバッグを片手に持ち、ポタコンの背中を叩いてから、エスカレーターの最後尾に並ぶ。
このぐらいだと、さっさと集合場所へ行けそう。
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