PR
コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 言ってやるよ!ざけんじゃねぇ!ってなぁ!(コメください>< ( No.41 )
- 日時: 2010/08/04 17:50
- 名前: ハッチしゃn (ID: ymYDaoPE)
第七話「レベル9を生みだす使徒」
奈津美には、なぜ笑っていられるのか分からなかった。自分が死ぬというのに、笑えるのか・・・。
だが本当の気持ちは違かった。死んでほしくない気持ちが強かった。
尾崎が奈津美の肩に手を乗せて、「いいじゃん」といった瞬間、奈津美は平手打ちをした。
「いいじゃん」ってなによ・・・。私の・・・気持ちは考えないの? なんでそんなこと言うのよ。
「理不尽じゃない。そんなの。」
尾崎はあまり考えていないのか、言ったことが理解できたいないらしい。
なんだ・・・?理不尽って・・・誰がだ?
「えっと・・・なんのこと?」
・・・・・・・・。
まるで何も感じていない。この状況さえも理解していない尾崎浩太。
私は気付いた。こいつがデリカシーがないことを。
それと、鈍感であることを。ううん気付いたじゃない。忘れていた私が悪かったの。長年一緒だったがために少し気を緩くしてたけど分かったわ。
「やっぱいいわ。」
尾崎がいきなり立ち上がった奈津美に驚く。
それが、怒りの形相を隠しているオーラにも。
「あんた帰って。今ならまだ間に合うかもしれない。」
ボーイフレンドなんて感じた自分が馬鹿だった。そんなこと感じた自分も甘かった。・・・ごめん。
奈津美は、尾崎に向かって風を巻き起こした。飛ばす準備はできている。あとは放つだけ。
「最後に言っとくわ。ありがとう」
「お、・・・おい!お前、後ろ!!」
飛ばそうと思った時、飛ばされたのは、奈津美だった。
PR