コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 言ってやるよ!ざけんじゃねぇ!ってなぁ!(コメください>< ( No.47 )
- 日時: 2010/08/06 11:24
- 名前: ハッチしゃn (ID: ymYDaoPE)
第七話「レベル9を生みだす使徒」
神属性、それは属性の中で最上位の能力。
通称、神の能力。神は天使を呼び出し、天使を操る。それぞれの神(使徒)によって、聖職者が存在する。神は、その唯一、一人だけの聖職者だけに力を託す。それこそが神属性。
つまり、イコールはこの国で一人だけの神属性なのだ。神は、別に一つではない。
非現実的で笑えてしまうかもしれないが、この世界ではそんなことは笑ってはいけない。イギリス聖教や、キリスト教、イスラム教、それぞれの宗教によって神は存在する。だが、仏教で神は存在しない。
ではなぜ日本にイコールのような神属性がいるのだろうか?
尾崎は、驚きの表情を隠せないまま聞いた。
「なんで、・・・神属性が・・・・」
そうすると、イコールはまた笑い声を発し、指をさしてこちらに顔を向けた。
「俺は、実験体なんだよ。・・・・お前らに言う必要はなかったけど、・・・どうでもよくなった。俺は、イスラム宗教の神を、体に納めたんだよ。」
体に・・・納めた・・・?
この疑問に先に口を開いたのは奈津美だった。
「じゃぁ、神属性って言うのは、神を体内に融合させるという事なの!?」
融合・・・・?
謎が謎を呼び、尾崎は何がなんなのか分からなくなった。
「まぁ、教えたところで、お前らはここで死ぬ。これは確実だ。・・・・冥土の土産ってやつだな。じゃぁな。」
イコールは,
両手を構えて、天使に命令を下す。
「天使、使徒よ、神に従い、神に仕えよ、命を下す。この少年少女を、抹消せよ」
天使は奇声を上げると、二人に飛び掛かった。
だが、坂条奈津美は、それをくい止める。
奈津美は、笑っていた。尾崎が振り返ると、奈津美は警戒している顔を見せているが、さも楽しそうに、強風を巻き起こす。・・・台風並みの風力レベル8ぐらいで風を生みだし、天使を喰いとめた。
「忘れてるわけ、ないわよね?どんなに神属性だったとしても、第二位属性は風よ?」
奈津美は、天使を風の摩擦で、抹消した。
両手を払って、警戒態勢に奈津美は移る。
「それに私はレベル8、そんなすぐやられてると思われちゃ、困るのよ!」
尾崎は、その言葉で思い出す、俺も負けてられねェと。
尾崎はコードナンバーを言う。
どんなにレベル8で、神属性で、最強だったとしても、それに唯一勝てるのは同じ人間。
尾崎は気合を入れて、「奈津美、俺も戦う」と
言ってイコールに歩む。
あと一回。能力を使えるのはそれだけだ。一回のミスさえも許されない。
奈津美も、頷き、二人はイコールを目の前にした。