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Re: 言ってやるよ!ざけんじゃねぇ!ってなぁ!(コメください>< ( No.53 )
日時: 2010/08/09 12:12
名前: ハッチしゃn (ID: ymYDaoPE)

第八話「人間が天使の力を借りることはありえない。逆の天使が人間に力を与えることもありえない。ならばイコールとは何なのか」


ここは、どこだろうか?
真っ暗で何も見えない。でも分かるのは、体が水中にある感覚だ。
でも苦しくない。普通に息もできるのだろうか?

口を開けて、息を吸いこもうとしたが、何も吸えなかった。
水中の中だからか?でもなんで苦しくないんだろう。

・・・・わずかに誰かの・・・人の声がする。
よく聞き取れないけど、その人がこちらに歩み寄ってきた靴で、もう目の前にいるのが分かる。

そのおかげか、その人の声は何を言ってるのか、はっきり分かった。

「「試験管の中で育った肉体。それに伴い、細胞組織から天使の形を作り上げる超人の能力。レベルは生まれながらにして8。この世界で、ちょうど最強と呼ばれる単位だ。・・・いやいや、我々は神に近い存在を生みだしたのだな。神と呼ばれるのはすなわち我らに近いのか。」」

「「春山先生、もうその少年、もう意識が正常値に達しています。聞かれてると思いますよ?」」

「「はは。かまわん。どうせ試験管から出せば記憶はリセットされるのだからな。・・・それにこの少年には、ここから誕生した直後に、軍隊と戦ってもらう。あの防衛軍隊は私は嫌いでね。実験の研究に雇ってもらおうと思ったが、あいつらは馬鹿すぎる。危険だとそればかり。科学にはそれがあるからこそ新しい発見があるというのに。」」

「「それって・・・軍隊を自分の支配下に置くという事ですか?」」

「「そうだよ。君は鼻がいいねぇ。良い悪党になれるぞ?・・・・軍がこちら側に働けば、この国は能力という素晴らしい国へと変わっていくだろう。もちろん国民には記憶を初期状態にさせてな。」」

「「新しい国家ですか? いえ、鼻を利かせた他の国の大統領も能力に食らいつくんでしょうね。新しい国家どころではありませんよ。新しい地球ですよ。」」

「「我らこそ・・・神だ」

「「彼の名前、イコールでよろしいですか?」」

「「ああ。かまわん。そいつはオリジナルだからな。世界で唯一始めに作られた人類の拠点。・・・まぁ、大切にしとけ」」

なんだ・・・・それ?

俺の記憶は、そこまでしか残っていなかった。