コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 言ってやるよ!ざけんじゃねぇ!ってなぁ!(コメください>< ( No.57 )
- 日時: 2010/08/09 18:13
- 名前: ハッチしゃn (ID: ymYDaoPE)
俺は・・・この世界の元凶。
なんでだよ・・・・。
俺は別にこんな狂ってる人間で生まれたくはなかった。普通の人間でいたかった。
普通の親がいればそれでよかった。
だが確かに・・・レベル8の人を殺して幸せになれるとは限らない。今更になって・・・申し訳ないと感じる。
どうせ殺すなら最後まで殺せばよかったのかもしれない。だが・・・・。
あの奈津美といった女の顔は・・・スラナスに似ていた。公園に呼びだしてすぐにでも殺すと思った。・・・そんな思いも、女の顔が光に照らされ、似ていると感情が揺さぶられ、すぐには殺せなかった。
こんな俺でも、躊躇があるなら、躊躇という感情があるなら、もう一度しっかりと生きたいと思った。
その想いだけは・・・本当だと、自分も感じてるから。
目の前には、牢やがある。俺が入る牢屋だ。
鎖がほどかれ、扉があらわになり、警察は俺の手を取って、扉の中へと入れ込んだ。
「懲役1年だ。よかったな死刑ではなくて。お前の親が春山研究大臣だったからだぞ? 罰が軽くてよかったな。・・・お前ならまだ、更生できるかもな」
そう言って警察は鍵を掛け、去って行った。
更生・・・生まれ変わる、か。
こんな俺にそんな言葉は居合わせてはいけねぇよ。
何人という命を奪った俺が、受け取る言葉じゃねぇよ。
もう疲れた・・・。
俺はこれからどうすればいい?
しっかり生きるためにはどうすればいい?
今の俺には、眠るという行動しかできない。
・・・・静かだな。ほんと、なんの音もしねぇ。
まだ、あいつに殴られた両頬が痛い。
検察官に殴られた所じゃない、尾崎浩太って奴に殴られた頬がだ。
・・・・俺も・・・情けねぇな。
と、いきなり天井の壁がデケェ音を立てて崩れた。
・・・・幼稚体形の女の子が立っているが。
「ふにょ〜〜〜ん!! レベル8のイコールちゃん、だっけにょん?!」
頷くしかねェのか? (ちゃんいらねぇだろ!)・・・分からねぇ(汗)
とりあえず頷く。
「やったにょ〜ん!! 三つの内の一つのカギ。見つけたにょん! 大事にしてやるから、ここから逃げるにょん!」
おいおい。誰だこいつは!?
そいつは勝手に俺の腕を掴んで穴が開いた天井へと導いた。
「とにかく、こいつなんとかしてにょん!」
天井の上(屋上)に着地すると、変な物体が浮かんでいた。
真ん中に眼玉があり、色は黒の球体。
「うち、一応君の術師だから! その魔物倒したら君の物語が始まるにょん!結構強いから頑張って!」
わ、わけわかんねぇ〜〜〜!!
俺がただ球体を見つめていると、そいつの体から触手のような手がいっぱい出てきた。
最後に奇声を上げ、俺とのまっとう勝負をかける。
「「キュァアアアアアアアアアアアアアア!!」」
っちっくしょ!
やるしかねェのかよ!!