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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 一瞬またたき。 ( No.24 )
- 日時: 2010/08/12 21:50
- 名前: 蒼莉 (ID: 3lsZJd9S)
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「…ごめんなさい、って言っておいて」
「ん?…ああ」
望はチラッと私を横目でみやると、
私の頭をスルリ、と撫でた。
私の黒く艶やかな髪を
ゆっくりと通って行く彼の長く白い指を
私はボーッと眺めながら
ゴクリ、と息を呑んだ。
心臓が尋常じゃない速度で動いていく。
体中がボウッ、と熱くなり、
血液が体中をめぐっているのを
何故か側に感じられた。
そして私はホウ…、と小さく息を吐く。
「夏月」
甘ったるい望の声が
私の肌を、
のどを、
手を、
包み込む。
「つきあって」
一瞬、なにを言われたか、わからなかった。
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