コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: お菓子な少女は名探偵!?(オリキャラプリーズッ!!←笑) ( No.61 )
- 日時: 2010/09/04 22:34
- 名前: セピア (ID: geRA7/jA)
- 参照: 自由研究の画用紙をゴムで束ねたヤツで殴られたw
「「「「「…え??;」」」」」
皆が一斉に山岡さんに視線を集める
「…なッ、何を言ってるんですか??;、なんで僕が……;」
山岡さんは顔が真っ青になり、汗がダラダラと流れ落ちている
「…はて、今から言う私のトリックを聞いても、そんなコトを言えますかね……??」
私は大きく息を吸った
「…まず、この事件が起こったのは、ドラマ撮影の休憩時間でした。その後あの2人は打ち合わせのためその場を去った…、そこまではアナタはこの場に居ましたよね??」
「…山岡さんなら、私と一緒に居たわ??」
美月さんが山岡さんの隣で言った
「ですがその後です。
美月さん、…その後山岡さんも、その場を去りましたよね??」
「…ッ!!
…そうよ??、あの後山岡さんは、トイレに行くからと言って居なくなったわ」
「…ッ、」
山岡さんはサッと俯いた
「その後アナタは、2人の居る楽屋へ忍び込み、吉村さんをナイフ、雫さんを銃で殺害したんですよね??」
私はチラッと山岡さんを見る
「…で、でも!!、それだけならなんの証拠にもならないじゃないか!!!、僕が犯人だって決定的証拠にはならないじゃないか!!!」
「…そうですね、それだけなら、誰でも出来ますね??
でも……、殺害された雫さんが、ある証拠を残してくれたんですよ」
「…姉さん……が…??」
美月さんが哀しげな目で私を見つめる
「そう…、
それが…、この2つに裂かれた紙に書かれた暗号です」
私は2つの紙を両手に持った
「この2枚の紙…、元は一枚の紙だったんです。
この2枚を重ねると—————……」
「「「「「!!!!!?」」」」」
「…まさかッ………!!!」
悠輔があんぐりしながら呟いた
「…そう、
『A D』、ADの山岡さん…、アナタを表しているんですよ」
「……ッ!!!!!」
山岡さんは首を横に振りながら、後ずさりし始めた
「…山岡さん、アナタは何故、このようなコトを…??」
私は目を細めて、山岡さんに言った
「……アイツらが、…アイツらが!!!!、
僕の人生を…、粉々に打ち砕いたんだッ!!!!!!!!」
—————!!!
—————
その後山岡さんは、罪を認め、警察に足を運んで行った
動機は———……、
山岡さんは昔、とても有名な俳優で、色んなスポンサーから引っ張りだこだった。
だけどあの2人はそんな山岡さんを妬み、二度と芸能界に現れないよう、わざと階段から突き落とした
やっぱりあの時見た山岡さんの肘のギプスは、間違いでは無かったんだ
芸能界って、面白い人や美しい人、色んな人が魅入ってしまう、そんな人達の生きる世界
だけどその裏では、人の人気を好かず、裏で手を回して世界から消すコトも沢山ある
決して消えない、『過ちと心の痛み』
第一章*終