コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: ( No.2 )
日時: 2010/08/02 19:04
名前: 土御門 ◆p4Tyoe2BOE (ID: SI24yRUY)

  第一章 第一話

「もうこんな時間か・・・」

 小島俊は、壁に掛けられた時計を見てつぶやいた。時計の針はもうすでに深夜2時を回っている。その体には
大量の汗がべっとり張り付いている。
 そんな俊の顔には一冊の本(ライトノベル)が乗っかっている
 
「まさか本を読んでる最中に寝てしまうとは。それにしても嫌な夢を見たな・・・」

 そんなことをいいながら俊は顔に乗っかっている本を手に取りながら、ベッドから起き上がる。

「明日は終業式だったな・・・徹夜しても問題ないかな?」

 そう明日・・・日付的には今日は7月24日、全国の学生の約9割が喜ぶ終業式だ。ちなみに残りの一割は家or親が嫌いな人と彼氏・彼女のいるリア充のみだ。
 
「はぁ・・・目が覚めた・・・。終業式の最中に寝るなんてことしたくないぞ・・・ん?」

 俊は枕元に置いてある携帯を取ったら、ランプが点滅している。メールが来ているらしい。

「メールか・・・こんな時間に誰だよ」
 
 メールの差出人には「篠原翼」と書かれている。俊は一瞬、呆れた顔をして携帯を閉じた。

「まあ、あいつなら無視してもいいだろう。とりあえず眠れそうにはないが一応、体は休めておこう」

 そうして俊は目を閉じた・・・

 と思っていたのだが

「いや寝れないだろ。」

 そして俊は携帯に手を伸ばし篠原翼からのメールを開ける。そこにはこう書かれていた


『今、お前は命を狙われている!』

 「…………」

 俊はゆっくりとした動作でメールを打ちはじめた。メールの内容はこれだ



『ソウダネー』



 俊はそのメールを送信し、携帯の電源を落とした。

「あいつは何がしたかったんだろう・・・」

 俊はそのまま携帯をベッドに投げて、台所に向かう

「2時か・・・このまま朝まで起きてたほうが楽かな?」

 そんなことを言いながら台所にある冷蔵庫の中からペットボトルのウーロン茶を取り出し自分のコップに注ぐ。

 そしてウーロン茶を飲み終わりコップを台所に置く。そのまま腕を回したりしてみるが

「中途半端に寝たから微妙に疲れてるのか?やはり無理やりにでも寝るか」

 俊はベッドに戻りクーラーにタイマーをセットしたあと、少しゴロゴロしてみる。だが一向に寝れる気配は無い。

 俊は眠れないなら本(ライトノベル)でも読もうと思い、そして俊はさっきまで自分の顔の上にあった本を手に取り読み始める。

「あれ?どこまで読んだっけ?しおりを挟むの忘れてた」

 そうして自分が読んだと思われるページをパラパラめくっていき

「確かこの辺だったな」

 そうして閉じたページの少し前らへんから読み始める。そうして読んでいる内に・・・

「ここからだな」

 と読もうと思った瞬間に俊は意識を失い眠り始めていた・・・