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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 題名未定 行間2更新 ( No.20 )
- 日時: 2010/08/04 04:50
- 名前: 土御門 ◆p4Tyoe2BOE (ID: SI24yRUY)
第四話
俊は古川が見えなくなっても走り続けそのまま学校まで走り続けていた。そして今、学校の正門の前で荒れた息を整えている。
「つ…疲れた……いきなり走ったもんで横腹が痛い……」
正門は閉まっているが乗り越えられない高さではない。息を整えてから正門をよじ登る。しかしそこで
「ねぇ。小島君でしょ?」
ふと声をかけられて俊は後ろを振り向く。そこには濃い緑のブレザー、緑色が基調の黒い縦のラインが入ったスカート、黒いニーソックスを着ている可愛い女の子が居た。服装から、うちの高校の生徒というのが分かるがまったく見たことがなかった。
「あ、うん小島だけど……君は?」
俊がそう聞くと女の子は可愛らしい声でこう答えた。
「私は棗穂波(なつめほなみ)小島君とはクラスが違うからあまり接点が無いから知らないのも当たり前かもね」
棗穂波と答えた女の子は自己紹介が終わった後に
「早く登りきっちゃえば?その格好、変だよ」
穂波はくすくすと笑いながら言う。今の俊の格好は片足を足を正門の上に引っ掛けているので確かに変だと自分でも自覚する。俊は顔を赤くして正門を飛び越える。俊が正門を越えた後に穂波は
「私は正門を越えるなんてことできないから、鍵をそっちから開けて正門を開けてくれない?」
すいません今日は一旦きります
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