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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 題名未定 第四話続き更新 ( No.24 )
- 日時: 2010/08/08 04:40
- 名前: 土御門 ◆p4Tyoe2BOE (ID: SI24yRUY)
第五話
俊は下駄箱につくと上履きに履き替えて廊下を歩く、その歩き方からは急ぐと言った人間の歩き方とは思えないほど気だるさに満ちていた。
俊は二年せいだからこの4階建ての学校の中の3階だ。4階が1年で2階が3年、一階が特別教室など、という感じになっている。ちなみに屋上は階段からは行けないので外の非難用梯子から行くことになる。
「一年のころは教室に行くまでめんどくさかったな・・・4階はめんどいって・・・」
廊下を少し歩いて階段につく、階段は一番北側に一個、南側に一個、その間にもう一個階段がある。俊のクラスへは真ん中の階段が一番近い。
「そういえば今何時だ?」
俊は階段の近くの廊下の時計に目をやる
8時20分
今まさに体育館で終業式をやってる最中だ。耳を澄ますと教室からは何も聞こえないが、少し廊下に出てみると体育館のほうから声がする。当然、職員室にも誰もいない。
「くそ……古川と喧嘩したときに走ったせいか……」
職員室にも誰もいないし教室にも当然誰もいない。しかも教室には十中八九、鍵が掛かっているはず。
「一応……体育館行くか」
体育館は南側の階段の手前の渡り廊下から行ける。なので俊は元来た道を戻って階段を下りて廊下についたところで、
棗穂波が居た。
俊は穂波に何か話しかけようとするがそれを遮って
、穂波はさっきと変わらない口調で、言った
「小島君……死んで」
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