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ねるねるねるね大惨事 前編 ( No.46 )
日時: 2010/08/26 15:38
名前: 紅蓮の流星 ◆vcRbhehpKE (ID: Da9K.gCv)

あれは一週間ほど前のことだった。



この夏様々な予定が積み重なったため友達からの誘いを悉く断った結果ほとんど用無しになった私の携帯に、

愛すべき我が友人からこんなメールが届いた。






「『ねるねるねるね』を100個混ぜてみようと思うんだけどお前も来る?」




『ねるねるねるね』とは。

3種類の粉と水を混ぜて作る駄菓子である。

味は基本的にグレープとソーダがある。

その菓子としての異質性が子供たちに大人気で、一時期はTVでCMもやっていた。

ちなみに以前私がそれを作ろうとしたら何故かブルーベリーの様になった。





そして私は「了解」と返事を返した。

残り少ない夏休みの最後の思い出に皆で馬鹿騒ぎするのもよかろう、というのと

「ねるねるねるねバケツ一杯分食べてみてえな」

という幼少期の夢を叶える機会がやってきたのだから断る理由もあるまい。

ねるねるねるね代は皆で割り勘という話だったが、まあ美味しくできればプラマイゼロだろう、ということで。

こうして私は『その日』をwktkしながら待った。






あんな悪夢が待ち受けているとも知らずに。


           後半へ続く