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ｂｙ　琴音


夢は叶わないから夢なんですか・・・?

夢は夢のまま終わるんですか・・・??





１年５組かぁーー

「琴音っ!!　同じクラスだよっーー!!　やったね〜〜!　凄くない!?　小学校からずっと同じクラスなんて・・　やっぱ、運命共同体なんだよねーーうちら!!」

そっかーー
沙羅と同じクラスなんだ
１０年連続って・・
いろんな意味で、凄いよね・・・

隣りに居たのは・・さっきの男子生徒だった・・

「あっさっきの・・・」

彼は少し驚いた顔でこっちを向いた・・

『これっさっき間違えた鞄ですっっ!!』

見事にハモッてしまった

人混みの中、二人のハモリでざわめいたのが一瞬静まり返った・・

『おおっーー初日から、アツアツですな〜〜お二人さん!!』

突然現れた男子生徒・・
どうやら、彼の知り合いの人みたいだ

「ちげーよっっ!!　多々さっき鞄を間違えただけで・・　今、偶然あったから・・・返してただけだよっっ!!」

彼は少し動揺している様だった・・

「琴音っどうしたの!?　さっきから・・っあさっきの男子生徒!!」

すると、もう一人の彼が沙羅の声でビクリ・・そして
沙羅もビクリ・・・

『俺（あたし）と付き合って下さいっっ!!!』

何っっ!？!?　
この展開・・・

また、ハモってるし・・・・・
それはいきなり過ぎるだろう・・・
いくらなんでも・・

　キーンコーーンカーーーンコーーン・・

予鈴のチャイムがなると同時に生徒たちは各教室に行った
二人は、スコスコ先に歩いてしまった・・

「ぼっ僕達も行こうか・・・」

「えっ!?　あっ・・・うん・・」

何だろう・・この気持ち・・・
胸が・・熱い

あたしは・・どうやら、彼に一目惚れ・・したのかな・・・・

よく分らないけどッ!!