コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 一ヶ月の初恋 コメント募集中!? ( No.80 )
- 日時: 2010/08/06 18:54
- 名前: ピーチ (ID: Rn9Xbmu5)
By 琴音
沙羅とサッカー部のマネージャーをする事になってから、翌日──
今日は、土曜日・・今・・あたしは沙羅と一緒に、学校のグランドに居ます!
なぜなら、今日はサッカー部の練習試合だからです・・・
桜井君と大関君・・二人はまだ入学して一週間も経っていないのに、もう・・スタメンなんだ・・・凄いな
『マネージャー希望の、長谷川さんと蒼井さんね!! 副顧問の長瀬 裕子(ながせ ゆうこ)です 宜しくねっ!!』
監督は凄い熱血って感じだけど・・
この人は、すごく穏やかだな
「マネージャーの基本的な仕事は選手の飲み物を渡してあげたり、Tシャツを洗ってあげたり・・いろいろあるけど、とりあえず・・今はこれくらいかな ・・・っあ、あと一つは、なるべく早く 皆の名前覚えてあげてね!! 以上!!!」
前言撤回っっ!!
やっぱり、この人も・・熱血だよ・・・
「ねぇーー琴音・・優雅・・スタメンだよ!! 大丈夫かな・・」
あんた達・・何処まで仲いいんだよ・・
呼び捨てって・・一週間も経ってないのに・・
進展早っっ!!
「大丈夫じゃない!? スタメンで入れるぐらいだもん!! 技術もあるって事じゃないの??」
サッカーの事は良く分らないから・・
一年生でスタメンで入れるなら、凄い事なんじゃないの!?
「さっすが・・優等生!! 考える事も、大人ですな!!」
そう考えるのが・・普通なんじゃないの??
『ほらっ!!二人とも、試合始まるわよ!! 準備して!!』
熱血先生が試合が始まる事を知らせに来てくれた・・
あたし達は慌ててベンチに戻る
ピピッッーーー!!
試合開始の笛が鳴る・・
ボールを取ったのは見方だった
先輩達が細かいドリブルで相手を交わしていく・・
そして、ゴール前に居た桜井君にボールが渡る—!!
「琴音っっ!! 桜井君!!! ゴールに向かってるよ!」
思わず立ち上がってしまう・・
スパッッッーーー!!
「はっ・・入った・・!! 沙羅・・入ったよ!! 桜井君、ゴール決めたよ!!!」
二人でつい、飛び上がってしまう!!
彼が決めた一点で、今日は勝つ事が出来た
試合終了後、一人一人に飲み物とタオルを渡す
「あれっ? 沙羅、桜井君知らない??」
沙羅は、優雅君の所いるのだが・・全く聞こえていないようだ・・・
部室かな・・・確かサッカー部の部室はここだったと思ったんだけど・・
「桜井君?? タオル・・要りますか!?」
突然、現れたあたしの姿にかなりびっくりしている様子だった・・・
「あっ・・ありがとう・・長谷川さん、わざわざ持って来てくれて」
迷惑だったのかな・・
部室にまで持って来たのが・・
「じゃっ・・あたし、先行くねっっ!!」
早く・・戻った方がいいよね・・
すると、突然あたしの右手を掴まれた
「琴音っっ!! 付き合って!!!」
初めて、名前で呼ばれて少し驚く・・
「どっ何処にですか!?」
予想もしてなかった返事に驚いた顔を見せる桜井君・・
「グランドに、戻ろうっか・・・・」
落ち込んでいるのだろうか・・・
さっきより、元気がない・・
どうしたんだろう・・桜井君
グランドに戻り、沙羅が勢い良く、あたしの所へ駆け寄って来た・・・
「も〜〜〜何処言ってたのよ!! 急にいなくなって、心配したじゃない!!」
切れる沙羅・・
「ごめんごめんっっ!! 桜井君にタオル渡しに言ってたんだよ・・」
その言葉に、驚いた表情を見せた沙羅
「・・・桜井君、琴音に告白しなかった?!!」
「告白?? してないよっっ!! こんなあたしにする訳ないじゃんっっ!!」
何もなかった事を必死に説得する・・すると──
「おかしいなーー優雅から聞いたんだけど・・拓真君、今日の試合に勝ったら、琴音に告白するって言ってたらしいんだけど・・・ 」
ギクッッ・・・!!
「まっ・・まさか・・ 普通にスル—しちゃったんじゃ・・ないわよね・・琴音」
「だって・・分かんないよっっ!! 告白とか・・そんなの!!」
あれが・・告白だったの!?
あたしてっきり、グランドに一緒に戻ろうって言ってるのかと・・
「馬鹿バカッッ!! 琴音っっの馬鹿!! せっかく、拓真君が頑張ったのにーー!! あんたって子は〜〜」
タオルをあたしに振り回す沙羅・・
あれが・・告白だったなんて・・
これから、どう・・顔合わせればいいのよ〜〜〜!!