コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: それでも好き 書き直し* ( No.8 )
日時: 2010/07/31 17:32
名前: 優衣香 ◆61VSp9/g2M (ID: 4m8qOgn5)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

第八話

ジリリリリリ!

今日のあたしは、目覚まし時計に起こされた。

いつもなら、5分前に起きて王子様大洋と、学校に行く想像をして、起きるのに。

なんでかって?

それはね、夢がかなったからもう、想像しなくていいんだよ!

そう、あたしの夢はかなったんだ。

今日は、特別な日。

ご飯を食べて、歯磨きをして、服着替えて、完璧〜♪

さ、あとは大洋が来るのを待つだけ。

…なのに、大洋は来ない。

なんで?そっちから、告白してきたくせにぃ〜!

ああ、もう、先行っちゃうよ!大洋バイバイ。

もう、知らないんだからね。

——————————

あのあと、大洋はいなかった。

学校に行くと、大洋は他の子とか、男子と話してるし…。

誰も話してこないし…。

クラスのみんなに話そうと、思ったら避けられるし…。

なんでだろ?

あたし、なんか悪いことした?

ねぇ、教えてよ!

なんでかぐらい、教えてくれたっていいじゃん。

ちゃんと、迎えに来てよ。大洋。

あたしの彼氏でしょ?

もうっ、大洋の会話本読んでるふりして、盗み聞きしてやる。

まずー、本を持ってから、大洋の会話を聞く!

早速実行!

「優羅、あいつだまされすぎだよな〜、馬鹿だし」

?!

「ま、可愛いから付き合ってるけど」

何ッ?!

「今きっと、盗み聞きしてるはず」

ナニ————?!

「ホントあいつって、馬鹿だよなー」

もうやめたっ。聞いたって仕方ないんだもん。

文句しか、言われてないし…。

今度は違う作戦で、行こう。

次は失敗しないんだからね———!

覚悟しててよね、大洋。