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Re: それでも好き 書き直し* ( No.11 )
日時: 2010/07/31 17:34
名前: 優衣香 ◆61VSp9/g2M (ID: 4m8qOgn5)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

第十一話

「…あっ、後ろ見て。大変だよッ」

え、何——————?!

「優羅ちゃーん、サインちょうだーい♪あと、握手もして〜」

え?状況が読み取れないんですけどっ?!

「ここより前に出ないでください!」

みてみると、マスコミとファンの行列ができていた。

あたしって、【ハイウッドスターの一員】みたいな感じじゃん…。

嬉しいのか、哀しいのかわかんなくなっちゃうよぅ。

「ここで言っちゃうけど、ホントは藤井優羅。お前のことがずっと好きだったんだ…」

聞こえてきたその声は、あたしがずっと好きな大洋。

大洋はぼそっとそのことを言うと、去って行った。

今思うと、なんであたしのことが好きだったんだろう。って思う。

でも、あの時は本当にうれしかった!

嬉しかった。はずなのに、喜べなかった。

その現実が信じられなかった…。好きなのに。

こういう恋、したかった。そういう夢が現実になって…もうわけわかんない!ってなってたんだもん。

そういえば好き。それって、どういう意味なんだろ?

それは、恋するということ?

そのひとのどこかの性格とかをすきになるとこ?

それとも…他の意味?

意味はわかんないけど、あたしも好き————。

だから、付き合って!なんて、言えない。

だけど、好き。

この想い、本当に大洋に届いたのかなぁ…?

そんなことや、色んな事がわかんないけど、唯一一つわかってることはある。

それは、大洋が好き。ってこと。

色んな事、わかんないけど今は大洋。返事待っててよね————

「優羅ぁ〜?起きてるぅ?」

邪魔もの!出てきやがって〜〜…。

「もうっ、じゃましないで!」

「いいじゃん、それよりあっち見てよ」

今度は何?

って、また事件?!