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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: それでも好き 書き直し* ( No.12 )
- 日時: 2010/07/31 17:34
- 名前: 優衣香 ◆61VSp9/g2M (ID: 4m8qOgn5)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
第十二話
「いいじゃん、それよりあっち見てよ」
今度は何?
って、また事件?!
「オ—ラーイ、オ—ラーイ、ハイストップ!」
…何これ?ってか誰?
「言ってなかったけ?優羅のお父さん行方不明になってたんだよ。」
え……?
そういえば、お父さん。なんていなかった…。
ってか、お父さんって下の名前??
藤井 お父さん…プッ!変なの〜ッ。
「んで、それがこの人だよ」
「ん?あ、そういうこと?あははは…もうっ、冗談やめてよね〜」
嘘ぉ…、こんな道路のど真ん中に立って、『オ—ラーイ』とか言ってるのが父親?
やだよぉ…。こんなお父さんやだぁ〜…。
ううん、そうじゃないこれは父親なんかじゃない!もっと、こう、なんていうか…とにかく父親は優しかったの!だから、こんなひと父親じゃないんだから…!
「おっ、優羅!ひさしぶり、お父さんのこと覚えてるか?」
…おぼえてるわけないじゃん…ってかお父さん?
そーっと、そーっと、逃げよぅ…。
「そうはさせないぃい…!」
こわぁ!
「兄ちゃんがいるのは知ってるか?」
「し…知りませぇん……」
こわいよ〜っ!早くここから抜け出したぁい…。
「そうか。優羅には、兄ちゃんがいてな」
「はいぃ…ってえ?!」
お兄ちゃんがいるの…?
「それがあいつだ」
え?あれがおにいちゃん?!
「あと、もうひとつ、実は…なんだよな。父さん」
「そうそう、あれだよな」
え?何?まだ秘密があるの?秘密ってなに?
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