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　18話


琴音はしばらく何が起こって何を言われたのかのすらかみしめる事が出来なかった。

「……琴音ぇ返事は？」

いつになく甘い声で夢理が聞く。

「ほわぁっ……///」

またしても奇声を上げる琴音…
ううぅと言いながら俯く琴音を夢理は微笑しながら眺めていた。そして……

「……わっ私も……夢、夢理の事が好きなの…。」

顔を真っ赤にしながら真の気持ちを伝えた—琴音—


夢理は顔を寄り一層綻ばし

「……本当に？　……じゃあ次こそ瞳開けててね。」

意味の良く分からない言葉に首を傾げ琴音は夢理を見ていた。





—さっきより温もりがギュッと伝わって来る—





夢理は琴音から顔を離し

「まだこれだけね。彼氏さんに怒られちゃうから。」

と普段と全く違ういたずらをした少年の様な微笑みを浮かべて言った。


琴音はようやく意味と何が起こったのか理解し

「二回目じゃん……ぅっぐ……ひっく、バカ。」


夢理はその言葉に驚いたのかそれとも琴音の涙に焦ったのか……


「……ご、ごめん……嫌だったよな。」


琴音は首を左右に振り夢理に顔を近づけ

「そんなことないよ……嬉しかった、ありがとう。」

二人がまた近付いて行くのが影で分かった。

夢理と琴音の少し照れた顔が微笑みあう。

彼女と彼氏にしか見えなかった



—

この時間が永遠だったら……止まってしまったら嬉しかった


でもそんなの無理なんだよね。分かってたもん


出逢う順番が違ってたら……今もそう考えてしまう


……でも結果的にはこれが正解。良かったんだよね


後悔はもうしない……したくないって決めたから


—


…続く

次回は四人全員を出すつもりです＼(◎o◎)／！
お楽しみ？にしてて下さい(*^^)v