コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 叶わぬ恋…してもいいですか? ★キャラ絵募集中★ ( No.102 )
- 日時: 2010/10/26 21:03
- 名前: ナナ (ID: uzSa1/Mq)
- 参照: http://www.kakiko.cc/bbs2/index.cgi?mode
19話
パーン、パーンと花火の音が聞こえる。
琴音は毛布から頭だけを少しのぞかせていた。
うるさくてもう寝てられないと布団からでる。
カーテンを思いっきり開けると晴天だ。
琴音はあの後、看護婦の人から夢理が退院できると聞きはしゃいでいた。
そして夢理に別れを告げて帰った来たのだ……
今思うと夢のような出来事だったと思った。
そんな事を考えていたが、五度目の花火に急かされる様に琴音は準備を始めたのだった。
だって今日は体育祭なのだから……
準備が整った琴音は運動靴を履く。
少し後ろめたい事があるが今はそんな事言ってってられない。
「言ってきまぁす。」
いつもの明るい琴音の声が家じゅうに響き渡っていた。
自転車に乗り15分位経学校についた。
中の様子を眺めてみるとガヤガヤとうるさく皆忙しそうに準備をしていた。
琴音も手伝いに行こうと自転車を止めた。
「……琴音だよね。」
後ろから誰かに話しかけられる……梨湖だ。
自然と身体がビクッと反応してしまった。
「……梨湖ごめんねメール……朝気づいて。」
梨湖の方を向き苦笑いしながら話す琴音。
「それはいいんだけど……中野目君どうだった?」
何を聞かれるのか焦っていたが一安心し
「中野目君、無事退院したよ。体育祭も来れるって。」
慌てず…夢理と言わないように気をつけながら言う。
「そっか、よかったぁ。」
梨湖はホッとしたような表情を見せた。
「準備しに行こう。」
琴音が言うと梨湖も頷き駆け足で校庭に向かったのだった。
向かおうとした時だった……
校庭中が寄り一層騒がしくなる。
何だろうと思い琴音は振り返る、そして瞳を見開く
—そこには夢理と裕人が仲良さそうに一緒に居たのだから—
何で? 裕人が私の彼氏って知ってるのに……
琴音には一つの言葉しか浮かばなかった
—罪悪感—
どうして……運命とは残酷なのですか?
逆らうことは出来ないのですか?
渦巻く不安……
悲劇は悲劇を呼ぶ
…続く
今回も意味フな終わり方ですね…w
次回は予定通り体育祭の内容をやりますっ●〜*
更新遅くなるかもしれませんが待ってて下さい(>_<)