コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 叶わぬ恋…してもいいですか?    ★キャラ絵募集中★ ( No.109 )
日時: 2010/10/26 21:07
名前: ナナ (ID: uzSa1/Mq)
参照: http://www.kakiko.cc/bbs2/index.cgi?mode


 20話


そのあとすぐに神風先生が二人を呼んでしまったため何にも聞く事が出来ず琴音は落ち込んでいた。

しかし今日は体育祭だ。応援団の練習も頑張ってきたのだから……と自分を励まし梨湖と準備を始めたのだった。


そして、いよいよ体育祭が始まった。


体育祭が始まるまで校長先生の話が長くて大変だったが……


「今のところ赤、白、青だって。」

梨湖が少し不満そうに言う。

光が丘高校は赤団三年、白団二年、青団一年と学年で分かれているのだ。

琴音は

「しょうがないよ。相手は三年生だし、それにまだ5種目しかやってないし逆転出来るって。」

と梨湖を励ますように言った。

すると梨湖も笑顔になりそして

「そう言えば男子の100m走始まるよ。確か中野目君だったよね。足早いのかなぁ」

梨湖の言葉を聞きドキンとする。

「応援しに行こうよ。足早いか分かるよ、私よりは遅いだろうけどね。」

強がりになって笑う

梨湖も

「うん。さぁどぉだろう。琴音も早いけどね。」

と夢理の運動神経の良さを期待していた。


運動場の真ん中あたりに移動する。

琴音は右側を見てみる

そこでは夢理が身体をほぐしていた
その姿をぼんやりと琴音は眺めてしまう

「もしや……中野目君に惚れたぁ? 琴音」

何故か梨湖は頬を赤くし聞いてくる。

その言葉に少し焦り

「な訳ないじゃん、かっこいいとは思うけど」

と半分嘘と本当の気持ちを伝えた。


『それではみなさん用意して下さい……では位置について、用意、パーン』

係の人の声と銃声が響いた…。


六人走っていたが琴音は一人の人物だけを見つめていた。夢理だ。

ダントツで早かった、琴音の前を一瞬で風のように去って行った。

その走っている姿にも琴音は引き込まれていったのだった。

琴音は内心で

(私も…夢理に追いつけるように頑張るからね)

とほんのり甘酸っぱい気持ちを抱いていた


…続く


今回は体育祭前編です(#^.^#)

次回は体育祭中編を書きます…●〜*

誰が活躍するかはお楽しみに…w