コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 好きになってはいけない… ( No.11 )
- 日時: 2010/10/25 16:11
- 名前: ナナ (ID: uzSa1/Mq)
2話
—今から二週間前—
桜吹雪の中、大きな目を輝かせ腰辺りまで伸びた髪をなびかせている人影があった。
この春高校二年生になった鈴乃宮琴音。
琴音はバスケ部で後輩が出来ることを楽しみにしていた。
今は校門に入り掲示板に向かう、クラス発表を見るとこだ。
しかし前方から見覚えのある人物が私めがけて走って来る。
「琴音ぇーあたし達また一緒のクラスだよぉ。」
やはり親友の梨湖だった。
私はため息をつき
「あんたは私の楽しみを奪いたいの……」
少し怒りぎみに言ってみる。
すると梨湖は
「あうぅ、ごめんね……」
と謝りながら上目づかいで見てくる。
「うっ……」
私はこれに弱い。
梨湖は分かっていないが目はパッチリ二重、髪はセミロング。
だからもちろん男子にはモテモテ、女子からも人気が高い。
仕方がないので許すことにした
「次は気をつけるようにっ。」
「ありがとう。」
梨湖は微笑む。
それがまた可愛いすぎて胸がキュンとする。
すると梨湖はあっと言い
「あたしはこれ以上言わないよ。クラス発表早く見に行きなよね。」
なにか見透かしたように言う。
でもあたしは気にしないで掲示板に駆け寄った。
「裕人……永嶋裕人。」
梨湖も来たらしく隣でニコニコしながら私を見ていた。
「あぁっ!! あったぁ。」
琴音は今年も大好きな裕人と同じクラスで喜んでいた。
梨湖は小声で
「よかったね。」
と呟いた。
ふと、あたしは『中野目夢理』という名前で目がとまる。
「誰これ?……転校生?」
梨湖は
「そうじゃないかな。どんな子だろう……てか名前、何て読むの?」
私は
「同じクラスだもん、名前わかるよ。」
と笑顔で言った。
梨湖は男の子かな?女の子かな?とはしゃいでいた。
私も楽しみで友達になれるかな?と話していた。
……そう、これがほんの始まりにすぎない。
私が夢理に興味を抱かなければこんなことにはならなかった。
—全ては私が導いたこと—
…続く
うぅん…なんかピンとこない…(−−〆)
早く、慣れたいなぁ(>_<)