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3話


琴音と梨湖は二階に上がり『２—Ａ』と書かれた教室に入って行く。
教室の中はまだ全員集まっていないようで数人しかいなかった。
ここの光が丘高校は規則が厳しくなく自由なので生徒からの人気も高かった。
ちなみに席も自由だ。

琴音と梨湖は窓側の後ろの席に座る。
梨湖が一番後ろで琴音が後ろから二番目だ。

梨湖がくるりと後ろを向く

「あの黒板の字見てよ……絶対に神風先生だよ！」

琴音は梨湖に言われ見てみる…

「本当だ！　あの字は神風先生で間違いないね。」

琴音は苦笑いしながら言う。
正直に言うと神風先生は字が下手だ……なので大抵の人は分かってしまう。


時計の針が8時20分をさす。
気付かなかったが大分周りに人が集まっていた。

梨湖は

「行かなきゃだね。」

と言い立ちあがる。

そろそろ入学式と始業式が始まる。
琴音も立ちあがり教室を出ていく。

２−Ａから体育館までは階段を一階まで下り廊下を少し真直ぐに行き左に曲がるとある。

この学校はかなり広いので三階やＥの教室の人はかなり遠い。

琴音はそんなことを考えているうちに体育館についていた。


…続く


今回は学校の事についての紹介でしたぁ(^O^)
次回は新キャラが出ます(>_<)