コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 好きになってはいけない… ( No.18 )
日時: 2010/10/25 16:14
名前: ナナ (ID: uzSa1/Mq)

4話 


琴音と梨湖は体育館に入って行く。

2−Aは右端らしく、二人はそちらに歩いて行く。

ふと梨湖が誰かを見て

「ねぇねぇ……あれ桜ちゃんじゃないかな?」

と言い指を指す。

琴音も言われた方を見てみる。
その子は少し茶色い髪を肩のあたりまで伸ばしていて
ピンク色の眼鏡が印象的だったのを思い出す。

「そうだよ! 桜ちゃんだぁ、久しぶりだなぁ。」

琴音はそう言い桜に駆け寄って行く、梨湖も駆け寄る。

「桜ちゃぁん、久しぶりぃ。」

琴音と梨湖は桜に声をかけながら側まで近寄った。

「琴音ちゃんと梨湖ちゃんじゃないですか……お久しぶりです。」

桜はそう言い軽く一礼する。
しっかりしてる所は変わってないなと琴音は思う。

すると梨湖は

「桜ちゃんは何クラスだったぁ?一緒ではないもんね……」

と悲しげにいう。
確かにクラス発表の時、Aクラスに桜名前はなかた。

「Bクラスです、お二人は?……一緒じゃなくて残念です。」

少し困ったように微笑む。

琴音は励ますように

「私達はAクラス、隣同士だから遊びに行くね。」

と明るく言う。

桜は

「はい、ありがとうございます。」

とニコリとしながら礼を言う。


その時ちょうど集合するように放送がかかったのでまたあとでと声をかけあい琴音と梨湖は戻って行った。


そのあとはたぁっぷりと校長の長い話があり今やっと
終わったところだ。

そして生徒達が一番楽しみな担任・教科担当の先生発表だ。

と言っても琴音と梨湖は担任の先生は絶対と言っていいほど分かっていたので新しく来た先生と教科担当の先生だけよく聞いていた。

残るは担任発表だけとなった。

1−Eクラスの発表が終わった。

「えぇ……今年の2−Aの担任は神風 明先生です。」
発表が終わり琴音と梨湖は顔を見合わせ笑い小さくハイタッチをしたのだった。


…続く


次回は転校生についてようやくベールがはがされます(^O^)/