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5話


琴音と梨湖は教室に戻って席についていた。
琴音は改めて教室内をグルリと見渡す。

琴音は心の中で

『ほとんど知らない人達だなぁ……梨湖と一緒でよかったぁ。』

と思うのだった。
梨湖には言わないが……

ガラガラとドアが開く。

皆のおしゃべりが一斉にとまる。

「静かにしてね……まず最初に自己紹介から、と言っても教頭先生から紹介があったね。名前は神風　明、教科は物理、歳は24歳以上。」

そこまで言い終えるとあっ！　と声を上げ

「転校生がこのクラスにいるから紹介するね。」

教室内は一気にまたうるさくなった。

男子は
「女の子〜……可愛い女の子が良いぃ☆」

などと言い

女子は

「イケメン！　絶対イケメンだよぉ♪」

と騒ぎまくっていた。

琴音は梨湖に

「転校生もこんなに期待されちゃ大変ね」

と苦笑いしながら言った。

梨湖は

「そうだね……でも男の子と女の子どっちだろ？楽しみ。」

と笑いながら言っていた。


ガラガラとドアがゆっくり開きだす。

また皆、会話をやめて入ってきた人物に目を向ける。


琴音もその人物に瞳を向ける。


「……転校してきた中野目　夢理です、よろしくお願いします。」

皆が拍手で夢理を迎える。

琴音は瞳から夢理を離せなかった…。

—
そう……これが出会い。

—この出会いが無ければよかった—


























……ううん……そんなこと思ってない、思えない。

—ここから私と私を取り巻く人たちの運命が変わりだしたんだ—

でも……後悔はしてないよ…

私はいつからか最低な人になったのかな？

……タクサンノヒトガギセイニナルッテワカッテタ
—


…続く


最後は意味フですが後々分かります(^_-)-☆
次回はある事件が起こります＼(◎o◎)／！