コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 叶わぬ恋…してもいいですか? ( No.38 )
日時: 2010/10/25 16:33
名前: ナナ (ID: uzSa1/Mq)

 9話


琴音と梨湖は無事、応援団になることができ体育祭は明日に迫っていた。

今は明日の準備の最中だ。

「応援団、頑張ろうね…赤団と青団には絶対負けないんだから。」

梨湖は気合十分のようだった。

「そぉだね、絶対勝とう。」

梨湖としばらく楽しいひと時を過ごしていた。


しかしそんな楽しい作業もつかの間、嫌な内容が琴音の耳に流れ込んでくる。

「ねぇねぇ、さっきのヤバくない!?」

「あぁ……長嶋君と中野目君でしょ? 雰囲気からしてあれはまずいよ。」

そんな女子の会話が聞こえてきたのだった。

琴音は全身の血が引いて行くのが分かった。

「……琴音?」

梨湖に話しかけられた時にはもう駈け出していた。

校庭から校舎に入った。

「男子は中で椅子だしやってるはずなのに。」

無我夢中で体育館に差し掛かった時だった。



「てめぇ……いい加減にしろよ。あいつは俺の彼女なんだよ、手ぇ出すな。」

やはり裕人の声だった。

琴音は飛び出そうとするが足がすくんで動かなかった。


ガンガンと鈍い音が二回した。

間違いなく夢理が裕人に蹴られてる音だった。

「ケホッゲホッ、ゴホ……」

むせる声に続いてピチャンと音がする、血だ。

耐えきれなくなり琴音は飛び出す

「もうやめて! 嫌だよ。」

しかし出ていった瞬間が悪かった。


ちょうど裕人が夢理に蹴りをいれようとしていたのだから……

裕人と夢理は琴音を見る、しかし裕人の蹴りは止まることが無かった。

三人には時間がすごく遅く感じられた……
琴音の大きな瞳が見開かれる。


—死んじゃうのかな? 好きな人に気持ちを伝えられないまま—


琴音の耳には最後、救急車の音が聞こえていた。


…続く


琴音はどうなったのでしょう\(◎o◎)/!

次回は琴音はどうなったのか!!と体育祭の前半の内容を書こうと思っています(^O^)/

コメ㌧を宜しくお願いします●〜*