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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 叶わぬ恋…してもいいですか? ( No.68 )
- 日時: 2010/10/26 18:13
- 名前: ナナ (ID: uzSa1/Mq)
13話
しばらく沈黙が続いた後
「俺、今日帰るわ……じゃぁな。」
裕人はそう言い梨湖に背を向けて歩きだそうとする。
「待って……話したいことがあるの…これだけは伝えたいの。駄目かな?」
梨湖は不安を交えた声で聞く。
裕人は一瞬立ち止まったが歩きだしてしまう、
「お願い!! 聴いて。」
走り寄り裕人の手を握る。
その手を振り払わず裕人は
「早く話せよ……」
そう言い梨湖に身体を向ける。
梨湖はドキドキしながらも話しだす
「あのね……覚えてるかな? 雨の日の入学式、裕人が私の手を引いて体育館まで連れてってくれた時、私は初めて不思議な感情を持ったの。それから私は琴音と仲良くなって、裕人とも仲良くなったよね。それで琴音と裕人が付き合う事になった時、今までにない位心が押しつぶされそうだった……その時やっぱり初恋をしたんだって気付いたの。私は今でも裕人が—好き—。」
そう言い終わった時梨湖の瞳からは涙が既にあふれていた。
それを聴いた裕人は驚いた表情をすることもなく梨湖に少しずつ歩み寄る。
「辛い思いさせてごめんな……」
そう言い梨湖をそっと優しく包み込む。
「えっ!?」
梨湖は軽く声を上げ少し戸惑うが裕人に身をゆだねるのだった。
—
甘く時にはほろ苦く交わる恋
そしてこの四人達の恋もこれを機に交わって行く
それは避けられぬ運命で大きな犠牲と大きな幸せを運んで来るに違いない
皆の先に大きな輝く光があることを願います……
—
…続く
今回は最後、意味フですねぇ\(◎o◎)/!
次回は琴音を中心に書きます●〜*
コメ㌧よろです(*^^)v
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