コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 叶わぬ恋…してもいいですか? ( No.75 )
- 日時: 2010/10/26 18:21
- 名前: ナナ (ID: uzSa1/Mq)
14話
琴音side
私は顔を俯いたままとぼとぼと家路を歩いていた。
「明日こそ中野目君起きるよね……って、あぁぁ!」
思いだした……明日は体育祭だということを。
どうしよぉ私、途中で倒れて保健室に居てそのあと病院に行ったんだった。
今からでも一応学校に行った方がいいよね。
後ろにくるりと回ると小走りで駈け出した……
その顔の不安の色は消えはしなかったが。
時計の針は六時半を差していた。
—
この時私は家に素直に帰ってれば良かったんだ
だって……そうでしょ
こんなに辛い二つの事を味わうことはなかったんだから
だから私は二度と辛い思いはしたくないってあの時に一番思ったんだよ
でも……私も貴方達の気持ち理解してなかったね
私がいるから皆が傷ついた
それなのに……
こんな私を認めててくれて『ありがとう』
—
梨湖side
そのあと私はしばらくその時間を実感していた。
そして私から身体を話した裕人が話しだす、
「梨湖……まず最初にありがとう。俺も知ってた、入学式の日の女の子の事、忘れられなかった。それから俺も梨湖の事を、琴音の事を知っていった……でも俺は琴音が好きになった、その時は……でも最近、琴音の様子がおかしかった、だから俺は中野目を呼び出して二人の間に何があったのか聞きだそうとした、だが結局は何も分からず、後に残ったのは退学だ。これは変えることのできない定めだろ。じゃあな……またいつか。」
裕人は歩きだす。
その様子をぼんやりと私は見つめていた。
あの言葉が妙に心に引っかかる……
そして裕人が私の横をすれ違う瞬間、
間違えなく聞こえた。
「……好きだよ。」
どういう事?
私はしばらく放心状態で本当ならすぐにでも駆け寄りたかった。
なのに……
それはきっと私の心の何処かに後ろめたさがあったから
私は声にならない声で叫ぶ
「私も裕人が大好きだよ」
琴音side
どういう事?
さっき学校に着いた私は校舎中を駆け回りやっと二人を見つけた。
でも……話しかけられなかった。
二人がお互いを好き?
裕人が退学?
私はこの時、本当の裕人の気持ちも梨湖の気持ちも分かった気がした。
二人ともごめんなさい
私は何処にいたらいいのですか
どうすれば皆に不幸を与えないで済みますか?
…続く
今日は有言実行出来ましたぁ(*^^)v
なんだかグッチャグチャですね…((+_+))
次回は明日か明後日の更新です…♪
三人の気持ちが分かり次は…夢理の心が暴かれます★
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