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白神の剣 18 ( No.18 )
日時: 2010/09/08 17:07
名前: 皐月凪 (ID: VozPDcE.)

白神の剣18と19逆です//////

放課後...
さて、返って勉強すっかぁ〜
校門に差しがかった時、一台のリムジンが止まっていた...まさかな...
「お待ちしておりました、天様...雫様は?」
「雫は、学級委員の仕事でおそくなるわ」
リムジンの中から長く黒い髪をしたそれは、美しいお嬢様が顔をだして言った。
「さようでございますか、梓お嬢様」
梓...雫や天宮さんと同じ超特待生で特Aクラス、桜の姉さんか...綺麗だ
「あなたが、神崎天ね...お乗りなさい」
「は、はい...」
言われた通りに乗った...
そして、俺と梓さんを乗せたリムジンは、山城学園を後にした。
「あなたが妹を助けてくれたんですってね...感謝するわ」
「いえいえ、とんでもない」
「あなた家はどこ?...今日はお礼に一泊してもらうから、連絡したいの」
「そんな、ご迷惑でしょうに...」
「そんなことないわ、妹は、あなたがいなければ返ってはこれなかった...この恩は返させて」
「家は、鳳凰院家の隣にあるんですが、今、一人暮らしを考えていて、バイトが決まって安定するまで、霧島神社にお世話になっているんです」
「なるほど、だから桜が雫のことを知っていたのね」
「いいバイトがあるわ」
「なんですか?」
「私の専属執事になりなさい」
「えっ!?執事だなんて...俺剣術しかとりえないですし梓さんの執事だなんて」
「給料はいいわよ...それとも私の執事が嫌なの?」
「そんなことわないですけど...認めてもらえるんですかね...」
「私の今の専属と戦って勝ったら、私の専属、これならみんな文句ないでしょ」
「は、はぁ」
「お嬢様、到着しました」
前から声が聞こえ、戸が開いた...
「ほら、降りるわよ」
「天お兄ちゃん〜」
降りた瞬間、桜が抱きついてきた...
「あら、天、桜に好かれてるみたいね...桜の心を開くなんてすごいわ...家に執事17人いるけど、桜が心をひらいてるのは、桜の専属執事、桜木隆だけよ」
「申し遅れました..私くし、御園桜様専属、桜木隆ともうします」
桜の隣にいた、イケメン執事が言う。
「梓様、勉強机の方、準備させていただきましたので」
梓さんの隣のこれまたイケメン執事が言う。
「大和、あなたには、私の専属を降りてもらうわ」
「で、でわ誰が、梓様の専属に?」
「この男よ!!」
梓さんが俺を指さす。
「し、しかし...」
「大和と天が勝負して勝った方を私の専属にする!!、大和、あなた剣術にたけていたわね」
「はい、剣術なら誰かに負けるなんてことは絶対にありえません!!..まさか、この私と剣術で勝負させるなんてことは、さすがの梓様もなさいませんよね...?」
「ええ、もちろん剣術で勝負させるわよ...大和、あんたなめてかかると恥かくわよ...」
「おい、お前梓様は、わたさん、俺と勝負しろ!!」
「すみません、勝たせていただきます...」
俺は愛刀『月凛』を持ち御園邸の広場に向かった。
俺と、大和さんの周りには、御園家のギャラリーが集まった。
「私の投げた鈴が地面についたら開始よ...先に相手を降参させた方の勝ち、いいわね」
『はい!』
「梓よ、別に今のままお前の専属は、大和のままでよいのではないのか?」
「だめよ、お父様...私、彼に恋してるの...」
「な、なんと...お〜い、天とやら〜気を抜くでないぞ〜」
白いひげを生やした、おじさんが声援をおくる
「と、当主さま...」
周りがざわつく...
「当主様なぜ応援するのです?」
「青春じゃよ」
「始めるわよ!」
梓さんが、鈴を投げる。
俺は、目を閉じ集中し、鈴が落ちたのを確認して『飛来』を使った。
「遅い、遅すぎる!!!」
相手はまだ、剣を抜いていない...相手がスローで剣を抜こうとしている...俺はその前に相手の剣を抜いて、自分の太刀と相手の剣の両方を背後から、突きつけた...

「はっ!....降参だ...」
俺は、剣を返した..
「はい、お返しします」
拍手がかっさいした。
「神崎天、今日から、私、御園梓の正式な専属執事として任命する。」
「すごかったぞ、天」
「見事じゃった」
「おい、神崎天、お前まさか『飛来』が使えるのか...?」
「ええ、まぁ」
「頼む、俺を弟子にしてくれ〜!!」
「弟子って言ってもそんなにたいしたことはしてやれませんよ」
「それでもいい、頼む!!」
「そんなに、頼まれたら断れませんよ...分かりました。よろしくお願いします」
「あ、ありがたきお言葉」
「よかったわね、大和」
「は、はい!!」
「梓お嬢様、雫様が到着なされました」
SPが梓さんに言う。
そして、ギャラリーの中にもう雫の姿があった。
「あら、雫、やっときたのね、待ってたわよ...天のバイトが決まったわ」
「ええ、知ってるわ、戦いが始まる前からここにいたもの...よかったわね、天」
「ああ、バイト決まってよかったよ」
「言いわすれてたけど、執事のバイト住み込みだから」
「じゃ、もう霧島神社には行けなくなるな...迷惑かけたな、雫」
「なにいってんの、まだ、1日しか泊まってないじゃない...」
「荷物、後でとりに行くな」