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白神の剣 23話 ( No.25 )
日時: 2010/09/10 17:03
名前: 皐月凪 (ID: VozPDcE.)

早朝、俺は霧島神社の裏にある滝に朝の修行をしに行く...雫も一緒だ...結局昨日、雫父も山に入っていていないとか何とかで、御園邸に雫も泊まることになった...
「あ〜あ」
「なに欠伸してんの、だらしないわね」
「う...なんか最近テストもあったし、疲れた」
「まぁ確かにね...」
「そう言えば雫、お前何で学校6日も休んでたんだ?」
「勉強してたのよ...神社経営していくのって、結構金かかんのよ...それで、私が超特待生になれば、学費が浮いて、父さんも楽になるでしょ」
こいつ、どこまで親思いなんだ...
「雫それで...悪かったな...」
「ん?なにが?...さっ修行、修行!!」
「お、おう...よ〜し、雫、久々に手合わせ願う!!」
「望むところだ!!」

久しぶりの雫との一騎打ちは、楽しかった。
たまには、『瞬身』も『飛来』も使わないでやるのもいいもんだ.....やべっ...もうこんな時間!!梓起こしに行かないと!!
「雫、今日はここまでだ...そろそろ梓起こしに行かねェーと...」
「まったく、梓も一人で起きなさいよね」
「私なら、起きてるわ」
岩に腰掛ける、梓...横に元梓の専属執事、現俺の弟子、大和がいる...
「あ、梓!!いったいどうしたんだ!?」
「修行とやらを見にきたのよ...大和もお世話になってるみたいだし」
「大和、お前、三日に一度しか来ないだろうが」
「だって、師匠の修行キツイんですもん」
「これできついのか?、ただ雫と楽しく戯れているだけではないか」
「ま、まぁ今日は、天が手合わせしてくれるっていうから...ねぇ..天」
「そうだ、この辺で雫ほど強いやつはいないから、これもいい修行になる!!」
「な、なんか褒められてないような気が...」
「ふ〜ん、天、雫とお似合いみたいだから、もう私の専属降りてもいいわ」
「じゃ、じゃあ俺は...?」
「霧島神社に戻りなさい」
...ええ〜、勝手すぎんだろこのお嬢様...