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白神の剣 24話 ( No.26 )
日時: 2010/09/13 16:00
名前: 皐月凪 (ID: VozPDcE.)

...梓の専属を勤めて10日、俺は御園邸を追い出された...
そして今、山城学園二年A組の教室にいる...
「いよいよ、今日だな!!」
俺の前の席の相沢が言う...
「うん、そうだね...」
「どうした相棒..元気ないぞ、なんかあったのか..」
「御園邸の執事くびになった...」
「執事クビ〜!!!!!!!!!!?」
「こ、声でかい!!」
相沢のせいで、周りに聞こえてしまったようだ...
「天、いったい何があった?」
「俺にもよくわかんねぇ〜よ...なんか、雫と修行してたら、雫と仲いいからって....クビにされた」
「天、それは嫉妬というやつだよ」
「嫉妬...?」
「はい、席につけ〜!!」
ここで赤凪先生の登場だ...
「神崎〜なにやら恋の話らしいな〜、後でわたしも混ぜてくれー.....っさあテストを返却する!!!」
なんなんだ.....この担任...?
「出席番号一番、相沢裕樹....二番礎ひかり....」
相沢が笑顔で帰ってくる....
「どうしたんだ?相沢?」
...相沢は笑ったままだ...怖い..
「お、おい.....」
相沢は、笑顔で俺にテスト用紙を見せる...名前を書くの忘れてる...0点...
....いるんだ...こういうやつ...初めてみた..
「相沢、どんまい!!」
相沢は、笑ったまま涙を流している...
「6番神楽京....7番...神崎天」
ついに呼ばれた...出席番号の後の変なタメが気になったが...
テスト結果を見る...国語100点、数学100点、英語100点、理科100点、社会100点...総合500点、クラス判別特A...学園順位1位
よかった〜とりあえず特Aに入ることが出来た。
相沢に結果を報告する...
相沢は、さらに笑顔になったまま痙攣している...
そんな相沢のもとに亜希がやってくる..
「ちょっと裕樹、なに痙攣してんのよ....げ..名前書き忘れて0点って、あんたバカじゃないの〜」
「まぁ..あんま笑うなよ相沢もこんなときがあるってことだ...」
「天〜」
「抱きつくなよ気持ち悪い!!」
「そうよ、抱きつくなら私に抱きつきなさい...」
「な、なんか性格変わってねぇーか...亜希」
「変わってないわよ!!...それより天はどうだったのよ?」
俺はテスト用紙を見せる...
「ふ〜ん、特Aかぁ...まぁ分かってたけどね...」
「亜希は?」
「私?私はまだ分かんないわよ、満点の天は特A確定、0点の裕樹はF組確定...そういう人以外は、入り口前の張り紙を見ないと何クラスか分かんないの!!」
「そうなのか...」
「30番和泉秀.........以上で返却を終了する...クラス分けについては、学園入り口の張り紙を見てそれぞれ、移動を開始してくれ...では、解散!!」
「さ、行きましょ」