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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- 白神の剣 4 ( No.3 )
- 日時: 2010/08/23 15:40
- 名前: 皐月凪 (ID: VozPDcE.)
-昼休み-
午前の授業が終わり、山城学園は昼休みに入ろうとしていた。
「ね、...ねぇ」
俺の隣の席から声が聞こえてくる。
「なに?」
返事を返してやると、隣の席の少女は、立ち上がった。
「お昼、学食?...」
「う、うん...そうだけど」
「よかったら、一緒に行かない?」
上目使って頼まれると、断るにも断れない。
「いいけど、相沢もいるよ」
俺は、相沢と学食に行く約束をしている
「え〜相沢もいるの〜」
「俺がいちゃ悪いかよ」
前の席で居眠りしていた相沢がベストタイミングで目を覚ました。
「あんたがいると雰囲気壊れんのよ」
俺と接するときとはまるで別人のような対応だ。
「亜希、お前今日転校してきて、学園一噂になってる天にお近づきになろうたって、まずは天の親友であるこの俺にことわってからだなぁ...」
相沢と親友になった覚えはないが...
「何であんたなんかに断らなくちゃいけないのよ」
亜希という少女はとてもイライラしているみたいだ。
ここら辺で俺がはいるか...
「二人とも仲いいんですね」
俺が思ったことを言うと、二人は口をそろえて言った
「そんなことない!!」
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