コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

白神の剣 27話 ( No.32 )
日時: 2010/09/15 10:13
名前: 皐月凪 (ID: VozPDcE.)

昼休み...2年特Aには俺を含め10人しかいない...
「昼どうすっかなぁ〜」
...いつも相沢と学食に行っていたが、今はいない..
一人でいくのもなんだしな...適当なやつ誘ってみるか...
九頭竜ってやつは面倒くさそうにしてるし、遠野は芽衣たちと話してるし、ん?...鮫島暇そうだな...
「おい、鮫島だっけか、今暇か?」
「えっと、君は神崎くん!!...B組から特Aに来たの僕だけだったからみんな知らない人ばっかで、友達できるか心配してたんスよ!!...神崎くんが友達第1号ですね!!」
「天でいいよ...俺弁当とか持ってきてないから、学食行かねぇーか?」
「はいっス!!天について行くっス〜♪」
...なんだこいつ、やたらノリいい...
「ちょっと天、どこ行くのよ!!」
「なんだよ雫、鮫島と学食行こうと思って..」
「な、なによ...せっかくお弁当作ってきてあげたのに...いいわ、捨てるから...」
「捨てるんなら、俺が貰ってやる...腹減ってるし...」
九頭竜がくちをだす...
「貰ってくれるの...?」
「ああ」
....なんかイライラする..これが嫉妬というものなのか...
「九頭竜!!それは俺の弁当だ!!...俺がいただく!!、いいだろ雫...」
「ば、バカじゃないの...なにムキになってんのよ...天以外のひとにあげるわけないじゃない!!...//」
「雫...」
「ったく面倒くせーやつらだ、行こーぜ鮫島」
「え、司くん.......友達二号だ〜」
鮫島と九頭竜はどこかへ行ってしまった...
「えっとね...朝急いで作ったから見ためはアレだけど、味には自信あるから...」
雫は机の上で弁当を広げる...
弁当は、黄色、赤、緑...とてもカラフルでおいしそうだった...
「めっちゃうまそうじゃん!!」
「ほんとだ〜俺にも一口」
さっきまで芽衣たちと話していた遠野がいた...
「と、遠野くん!!」
「おっ芽衣も食べたいのか?」
「......ち、違う...コレ...」
芽衣の手元には大きめの弁当箱...
「と、遠野くんに作ってきたの...」
「ま、マジで〜...やったぁ〜!!!」
「おっうまそうじゃん」
「いただきま〜す!!....................」
「.................................」
遠野は倒れたまま動けない...
そう、俺も一度芽衣の料理を食べたことがある...
しかし食べたあとの記憶がない...芽衣の料理は危険なのだ....
「お〜い帰ってこ〜い」
「どけ、.....ハッ!!!!」
...衝撃波?..現れた影風から、波動のようなものが放たれた...こいつ、何者?
「んっ.......なにがあったんだっけ...?」
...遠野が起きた..やはり食べる前の記憶がないようだ..
「ねぇ、天...く、口、あけなさいよ!!!」
「ん、あけた.......ゴフッ」
....雫に何かを詰め込まれた..
「ど、どう?」
...味わってみる...
「う、うまい!!!」
「ほ、ホント?」
「うん、マジでうまい!!...店ひらけんぞ」
「嬉しい、じゃ毎日作ってくるね♪」
....毎日雫の弁当が食べれるのか...
「まぁ、ムリしない程度に頼む..」
「天、少し気になったんだけど、さっきの凛ちゃんの波動...」
「ああ、俺も気になってた...雫一緒のクラスだったんじゃないのか?」
「うん、一緒のクラスだったけど、そんなそぶりはみせなかったもの...」
「そうか...あっやべ〜、昼休み終わる、集会所行かねぇーと」
....影風 凛....気になるな...