コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- 白神の剣 30話 ( No.36 )
- 日時: 2010/09/16 14:43
- 名前: 皐月凪 (ID: VozPDcE.)
「あの転校初日にいきなり遠野がステージに上がり込んできたことか?」
「ああ、そうだ...あんときは悪かった、......でもあのとき天性の何かが感じたんだ...こいつには、太刀しかないって......きっと俺に本当に錬金術の素質があったのかもしれない...」
「.......でもお前、弱かったな...ww」
「うっせぇー、ほら雫の......刀でよかったよな...」
「あ、ありがと...」
「さて、雫、やるか!!...『瞬身』有りな」
「うん♪......でも本気でいくよ...」
.......集中する............
「『瞬身』!!!!!」
...どうやら雫も『瞬身』に入ったようだ...『瞬身』の世界に音は無い...
......雫が『瞬身』の中でさらに『瞬身』を使った....早い!!!...やばい...本気でそう思った...
『瞬身』の中で『瞬身』を使うなんて『飛来』レベルに達する...雫いつのまにこんな強くなったんだ...
...俺の意識がだんだん遠のいていく...
「天〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「天が死んじゃう...私のせいだ...」
「大丈夫よ、雫...こうゆう時のために白魔術師がいるじゃないですか」
「....唯!!お願い!!!!!...天を、天を助けて!!!」
「う、うん....やってみる...まず、刺さってる刀抜いて......うわっ!!、すごい出血!!!......想像想像.......マズ、シケツ..カイフク..カイフク..ケッカンシュウフク...ホウゴウ...カイフク..............できた〜」
........俺の意識が戻った...っていきなり抱きつく雫...
「天〜!!!ごめんね、ごめんね、ごめんね〜〜〜〜〜〜〜〜〜.....私力制御できなくて...天殺しちゃったかと思った...」
「いや、その程度の攻撃で俺は死なないよ、さっきは寝不足だったから寝てただけだ。」
......笑顔の雫..
「....もういっぺん、殺したろか?......」
「え、遠慮しときます.......てか雫、『飛来』も使えないお前がなんで『瞬身』中に『瞬身』が使えたんだ...?」
「私にも分かんないわよ...ただひすら、天より早く、天より早くって願っただけよ...」
....なるほど、やはりナナが言っていた通り、願ったことがなんらかの形で実現するということか...
「みなさん、そろそろ行きますよ...」
「どこに?...」
「闇魔界に......フェアリーワールドから闇魔界までは約1万5000光年あります...」
......おい、一生かかってもつかねぇーだろ...
「おい、ナナそんなの一生かかっても着かねぇーだろ!!」
「はい、このまま行っても着きません.......しかし、『瞬間移動』できる精霊がいます...」
「そいつはどこにいるんだ?」
「....『時の精霊 テナー』...私にもどこにいるかわかりません...千里眼の梓なら....」
「時の精霊の居場所なら分かるわ...ここから南に約6000㎞行ったところに、灯台があるわ...彼女はそこに封印されている...」
「でかした梓!!!、よし、みんな行くぞ!!」
「...おい天待てよ...そんな長距離、歩いていくきか?...」
...司の言うとおりだな...どうしよう..
「まかしとけ!!!」
遠野....
「俺が飛行船作ってやる!!、一日あればできるだろ♪」
....飛行船なら3日もあれば着くか..
「...ここは、遠野くんの飛行船ができるまで待機しましょう...」
...辺りがだんだん暗くなってきた...
...そういえば、腹減ったなぁー
「...ナナ、この辺りなんもねぇーけど妖精とかってなんか食べるのか?」
「いいえ、私たち精霊族は基本的に何も食べません...あなた達人間は、食べなければ死んでしまうのでしょう?」
「そりゃそうだ...」
「......おなか減ってるのですか?」
「気づいたか?...」
「ええ、結構前からお腹鳴ってましたもの...私がなにか食べられるもの出してあげましょう」
....突如地面から木が生えてきた...
そして、花が咲き..枯れ..実をつけた...リンゴ!!
「すっげー!!、さすがは緑の妖精!!!」
「そ、そんな褒めないでください///これくらい朝飯前ですから///」
「食べてもいいんスか?」
....結界の練習をしていた鮫ちゃんが目を輝かせて聞く
「ええ、いいですよ//いくらでもだせますから好きなだけ食べてください♪...皆さんも練習いったん休憩して食べてください^−^」
「も〜相沢さん......だから、こっちの試薬混ぜたらダメですってば〜」
.....知らないうちに、相沢と琴美仲良くなってる...しかも琴美のしゃべり方自然...
「遠野くん...ありがとね..」
「いやいや、矢ぐらい何本でも作ってやるよ♪」
....遠野と芽衣の距離も縮まってねぇーか...
「司、くまさん出しなさい!!」
「...ったくめんどくせーな...」
...司のやつ面倒くせーとか言っといて、なんか嬉がってねぇーか...?
.......とりあえずみんな揃った...
『いただきます!!!!!!!』