コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- 白神の剣 37話 ( No.47 )
- 日時: 2010/09/29 15:08
- 名前: 皐月凪 (ID: VozPDcE.)
「この門が開いていられる時間は、10秒間だけです...皆さん、遅れないでください...」
...そして門が開く。
....俺たちはその中に飛び込む
............気付くと、俺たちは、あの特Aだけのテストの日に戻っていた。
「みんな集まったようですので、超特待生 選抜試験を執り行います....」
...理事長
「なぁ、雫...俺たち本当に戻って来たんだな...」
「...えっ、天何言ってるの?」
「俺たちさっきまで『フェアリーワールド』にいたじゃんかよ」
「『フェアリーワールド』...なにそれ?天頭どうかしてるんじゃない?」
...まじか、記憶が消されてる...
「鮫ちゃん、司、琴美、梓、芽衣、唯、遠野....お前らも『フェアリーワールド』にいた記憶ないのか?...」
「天、お前なにいってんだ?...」
...みんなから、記憶が消されてる...なんで俺だけ記憶がるんだ?....
「はい、皆さん席について...問題用紙を配布します。」
....テストが始まる。
.....クラス分けテストとは、桁が違う難しさだ...
哲学的思考も必要とするのか...
......終わった。
「はい、回収します。.....今採点しますので、結果がでるまで静かにしていてください」
.....待つこと10分
「結果がでました。....第3位を発表します.....三位は、御園梓さん、二位は...霧島雫さん、一位は、神崎天さんです......また、以上の三名は、超特待生になる権利が与えられます。三名は、この後、理事長室におこしください。...では、解散」
「やっぱ、一位は天かぁ〜...薄々そう思ってたのよねぇ〜」
...雫が言う。
「雫も凄いじゃないか!!」
「二人とも、理議長室いかない?」
...梓
「ああ、そうだったな...行くか」
...俺達は理事長室へ向かった。
....理事長室の扉をノックする。
「は〜い、どうぞ〜」
...この声は水月先生だな
俺たちは、理事長室に入る。
「3人とも揃ってきたのね〜...その紙にサインをお願いします」
...テーブルの上に準備されていた、超特待生登録の紙を指さした。
「は、はい」
紙にサインする。
「これで、今日からあなた達3人は、超特待生よ〜」
「じゃぁ、俺たちはこれで...」
「...ちゃんと、山城学園の全生徒のお手本となるような行動をとりなさいよ...事件を起こしたら、どうなるか..分かってますよね...」
...水月理事長怖い...
「は、はぁ...」
...俺達は理事長室から、退散した。
「天、もう放課後だけどこれからどうするの?」
「どうするって言われても...」
「私は、外で大和を待たせてるから、先に帰るわ」
...梓はそう言うと去って行った。
「おう、またな」
「俺らも帰るか?」
「...う〜ん、私寄りたいとこあるんだけどいい?」
...雫が...珍しいな
「ああ、いいよ...どこ行くんだ?」
「内緒♪」
...玄関で靴を履き替えていると、亜希と相沢に遭遇した。
「亜希と相沢もこれから帰りか?」
「うん、私たちもこれから帰り♪」
...亜希が言う。
「F組はどうだ?相沢」
「馬鹿な連中ばっかで、話になんねぇ〜よ...遠野の気持ちがよく分かるぜ」
...相沢も大変そうだな
「俺と雫は、超特待生になったんだぜ!!」
..自慢げに言ってみる。
「お〜い...俺の知っている神崎天はどこに行ってしまったんだ〜」
...今の相沢には言ってはいけないことだったらしい。
「天〜、裕樹落ち込んでんだから、ちょっとは気をつかってよね〜」
...ほんと、相沢のこと好きなんだな亜希
「どうやら、相沢と亜希の恋愛もうまくいっているようだな」
「なによ〜...天と雫ちゃんだってちょ〜ラブラブじゃない!!」
...顔を赤くした亜希が言う。
...雫の様子がおかしい...
「どうした、雫...照れてんのか?」
...雫の顔が赤い
「........////」
「雫ちゃん可愛い〜!!!!」
...赤くなった雫を見て、亜希が雫に抱きつく
「お、おい亜希!!!」
「なぁに〜天、嫉妬かなぁ〜?」
「...雫は、俺のもんだ!!!、亜希には相沢がいるだろ」
...うつむいてる相沢を指さす。
「ほら、雫ちゃん返すわ」
...雫をこちらに押し出す。
「雫!!!」
..俺は雫を受け止める。
「.......天///」
「あ〜あ.....ほら、裕樹いつまでいじけてんの!!帰るえわよ!!...じゃあね♪」
...そう言うと亜希と相沢は行ってしまった。
「わ、私たちも行きましょう...///」
...雫は、斜め下を見ながら言う。
.....俺は、雫の言うがままに付いて行き、たどり着いたのは、オシャレな喫茶点だった。
「...ここに来たかったの」
「へぇ〜、結構綺麗な店じゃん」
「この前オープンしたばかりで、女子の間でちょっとした噂になってる店なのよ」
「へぇ〜、雫とこういう店来るの初めてだな...連れてきてくれてありがとな...//」
「...な、なによ...//は、入りましょ」
「お、おう」
...俺と雫は入店する。
内装は薄暗く、リッチな感じだ。
席に案内され、俺と雫は席に着く。
...メニューを見る
「雫は、何にする?」
「私は、ティラミスとマンダリンオレンジティーかな」
...マンダリンオレンジティー...以前御園邸で梓の専属執事をしていたときに煎れたことがあるな...
「天は?」
「ん〜...じゃぁモンブランとエスプレッソ」
「天、なかなかいい選択ね♪」
...よくわからん
....店員に注文する。
.......しばらくして、注文の品が届いた。
...早速、モンブランを一口食べてみる...
「う、うま〜い」
...こんなうまいモンブランは初めてだ...
ん?...雫がこちらを見つめている
「...天、こうするともっとおいしいよ...//」
雫は、自分のティラミスを一口サイズにフォークで切り、それを俺の口に差し出した。
「く、口.....あ、あ、ああけ..あけなさいよ....//」
....顔を真っ赤にしてうつむきながら、雫が言う。
...ってか、めっちゃ震えてる...ウケる
...俺は、雫に食べさせてもらった。
「ど、どう?...おいしい?」
「おいしい、おいしいよ..雫」
...俺も、自分のモンブランを一口サイズに切って、雫の口元に運ぶ。
「はい、雫...お返し♪」
「.........////」
雫は、照れながらも、受け取る。
「雫、おいしい?」
「お、美味しくないわけないじゃない...///」
...こうして見ると、雫も可愛いもんだ
俺たちは店をでて、霧島神社に向かった。