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白神の剣 8 ( No.8 )
日時: 2010/08/26 14:07
名前: 皐月凪 (ID: VozPDcE.)

 校門の前には、『山城祭』の看板...今日って学園祭なのか....
そういえば、昨日の放課後下校する生徒がすくなかったような気がする...

そんなことを考えていると、後ろから衝撃が走った。
「おっは〜、天」
俺の肩を力一杯たたいてアピールしているのは、クラスメイトの亜希だった。
「おはよう、亜希...って急に叩くなよ」
「あっごめんごめんっ」
手を合わせ誤る亜希の隣には、相沢がいる
「おや〜星野さんと天、仲直りしたのか.....やるな、天どうやって学園のアイドルを説得したんだ?」
すでにメモをとる準備をしている相沢に言った。
「まぁ色々な...」
「色々ねぇ〜...気になるな」
「まぁ、教室行くぞ...芽衣、また後でな」
そう言って、相沢、亜希と共に教室に入った。
.....教室は、喫茶店のように改装されていた。
...2年A組は喫茶店をやるのか...

「すみません、俺学校祭のことなにも聞いてなかったんですけど...なにすればいいですか?」
なにやら、喫茶店を仕切っている人に聞いてみた。
「あら、神崎くんじゃない」
「おはようございます...えっと」
「私は、天宮里沙、この学園の生徒会長をしているわ...」
え...生徒会長って三年..?
「あっそうなんですか...天宮さんは三年生ですか?」
「ええ、そうよ」
「三年生が...なぜここに...」
「生徒会長として、絶対にこの学園祭を成功させたいの...だから校内の出し物の最終チェックをしてまわっているのよ」
この人すごい...なにか自分も協力してあげたい。
「天宮さん、俺、学園祭のことなにも聞かされてなくて、何やっていいか分かりませんでしたけど、もしよかったら...会長の手伝いさせてください」
すると天宮さんは笑みを浮かべて
「ありがと、そういってもらえるなんて思ってもなかったわ」
天宮さんとてもうれしそうだ
...そして俺は、学園祭開幕までの間、会長の手伝いをして歩いた。
「神崎くんキツくない?」
重いダンホールを両肩に二つずつ担いでいる俺に天宮さんは問いかける。
「まい朝、修行してるんで、これくらい余裕っすよ」
俺は、笑顔で返す
「しゅ、修行..?」
余計なことも言ってしまったみたいだ
「ああ、修行じゃなくて、トレーニングでした」
天宮さんは苦笑している...
「毎朝トレーニングだなんて、頼もしいのね...よかったら、生徒会に入会てくれない?...男手が足りなくてねぇ」

「そんな、生徒会だなんて、まだ転校してきたばかりで、学園のこともよく知らないのに...」

「知らないから、生徒会に入るのよ...生徒会に入れば、学園のことだって、すぐに覚えられるわ」

「でも、生徒会入会条件って厳しいんですよね...生徒手帳に書いてありました...」
生徒会に入会するには、国、数、英、理、社、各教科80点以上で、全校生徒の6割の賛成を得ないといけない...
「神崎君なら、大丈夫!!」
筆記試験は、高校全国模試2位の実力をもつ俺にしてわ、楽勝だが、問題は全校生徒の6割の賛成だ........無理だな...