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白神の剣 9 ( No.9 )
日時: 2010/08/26 17:13
名前: 皐月凪 (ID: VozPDcE.)

第56回山城祭は始まった...
俺は、生徒会長、天宮さんと別れ、現在、相沢と亜希の3人で2年A組喫茶店にいる
...芽衣と唯はクラスの仕事をしていてこれないみたいだ...

「どこいこうか?」
「とりあえず、型抜きいこうぜ!!俺得意なんだ〜」
「しょうがないわねぇ〜」
...どうやら、相沢は型抜きが得意らしい。
「天もいいよね♪」
「あ、ああ」
とりあえず付いていくことにした。

型抜きの会場は、グラウンドに設置されている。
「じゃあ..この500円の龍神で!!」
相沢は一番難易度が高いのを選んだ。
.............待つこと約20分よやうやく完成というところで、事件は起きた。

校門の方でバイクのやかましい音がする。暴走族だろう...
そのバイクに乗ったガラの悪い連中は校門をくぐり、グラウンドへと向かってきた。
「うわぁ、あいつら鬼羅高のワルだよ...天くん関わらないほうがいいよ...」
隣で、亜希が言う。
「おい、柳を出せ、柳祥吾をだせぇー!!!」
ワルのリーダー格の男が、叫ぶ
「なぁ亜希、柳祥吾って誰なんだ?」
「三年の不良よ、結構この辺りじゃ有名よ..」
「ふ〜ん」
校舎から、天宮さんが出てきた...天宮さんは20人はいるであろう不良に近づいて行った。
「あなた達、学園祭を荒らすのはやめて、とっととこの場から立ち去りなさい!!」

「はぁ〜誰だてめぇ〜」
下っ端っぽいのがほざく
「私は、山城学園生徒会長、天宮里沙よ...この場から立ち去りなさい!!」

「じゃあ、柳をだせ、昨日うちのが柳にかわいがられたみてぇでな..」

「そんなの知ったこっちゃないわ、この場から立ち去りなさい!!」

「うっせんだよ!!」
バイクから降りた男の一人が天宮さんを殴り飛ばした。
「いっっつ」
天宮さんは、倒れている...それを見て誰も助けようとはしない...
「お、おい亜希、先生呼んだ方がいいんじゃないか」
「先生なら、とっくの昔にいるわよ...会長も黙ってればよかったのに...」
亜希の指さす方向に先生たちは、やっかいごとは、ごめんだと言う顔して、黙ってみていた。
俺は、それをみて自分の中のなにかが切れた...

「な、なんだよ、なんなんだよ!!みんな!!」
「会長、みんなのために頑張ってんじゃねぇかよ!!、学園祭成功させるために頑張ってんじゃねぇのかよ!!
...それなのになんだよ、会長ひとりでやらせて、お前ら恥ずかしくないのかよ!!!、女の子一人守ってやれないなんて恥ずかしくないのかよぉぉぉー!!!!!!」

俺は、不良の中にたった一人で突っ込んで行った...
さすがに20人一気に相手するのは難しい、しかも全員バイクに乗り、鉄パイプを所持している...
...完璧に不利だ、刀でもあれば、別だが...
「おい!!神崎、これ使えー!!!」
上の方から、聞き覚えのある声が聞こえてきた。
...振り向くと、校舎の三階から見覚えのある少女が、刀をこちらに投げている...あいつは、今朝の巫女少女!!!

俺は、刀を受け取る。
「ありがとー朝の巫女さん」
「み、巫女いうなぁ〜」
巫女さんは、なにやら騒いでいる。

俺は、制服を脱ぎ、上半身裸の状態になり、目を閉じ集中した。
「なんだぁ、こいつアホかぁ〜」
俺は、そんな声も気にせず、『瞬身』を使った...
「神崎流奥義『神滅』!!!」
俺は、20台ものバイクを刀一本ですべて爆破させた。
...反動で刀が折れている...

「わりぃ、巫女さん..刀、折っちゃった」
「神崎、後ろ!!!」
次の瞬間、頭部に衝撃が走った...
頭から、血が流れる...

おれは、本格的に切れた...

俺は、『瞬身』を使いまくり、20人全員をボコボコにし、『瞬身』の使いすぎで、その場に倒れた...