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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 好きと言ってもいいですか?-終わりのある恋ならば- ( No.37 )
- 日時: 2010/09/01 13:14
- 名前: セピア (ID: DxRBq1FF)
- 参照: 最近になって宿題が終わってないコトに焦り始めましたw
第八話*夕暮れ、2人きりの公園*
「……愛美ちゃんが…蒼磨くんの妹——…?」
今私は、愛美ちゃんに呼び出され、近所の公園で2人きりになった
「…そう、家出を何度も繰り返してたから、最近は帰ってなかったけど。」
「…あれ??、でも苗字………」
「学校に居る時は変えてる。皆に私がお兄ちゃんの妹だって知られたくないもの。下心ある女子がお兄ちゃんに近づいた時に消せる一番の策だもの…ね」
私には、そんなにも愛美ちゃんが蒼磨くんに想いがあるなんて、考えられなかった
「…なんで??、どうしてそこまでして………」
少し怖かったから、その後は言えなかった
「…“妹”だからそう思うんでしょ——……??
私はお兄ちゃんとは血の繋がってない兄妹…、ただの赤の他人なの」
え—————
愛美ちゃんには失礼だが、確かに愛美ちゃんと蒼磨くんは、まったく正反対の人間だ
「だからお兄ちゃんを愛せるの。お兄ちゃんに近づく奴は、絶対許さない
それはあなたでも一緒よ??葵さん—————……」
そう言うと愛美ちゃんは私を睨みつけた
口元が笑ってるように 見えた
*続く*
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