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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 好きと言ってもいいですか?-終わりのある恋ならば- ( No.40 )
- 日時: 2010/09/12 16:58
- 名前: セピア (ID: gG3G93SR)
第九話*蘇る、思い出*
その日の夜、私は夢を見た
—————
『もう!!、あなたには付き合ってられません!!!』
『それはこっちの台詞だ!!!、お前こそ子供置いて一人でどっかブラブラしやがって!!!!!、離婚だ離婚!!』
『そんなの当たり前よ!!!、さっさと此処から出ていって!!」
『言われなくても出てってやるよ!!!!!
ほら、 !!!行くぞ!!!」
え———……??
「 葵—————………!!!!! 」
!!!!!
「…ッ、…何今の………」
聞き覚えのある声に、呼ばれた夢を見た
眠れなくなった私は、リビングに向かった
「…??明かり……」
ドアのほうから、明かりが差し込んでいた
「—————…あッ…、」
「あ、葵ちゃん??、」
蒼磨くん——————
「あ…、ちょっと、寝付けなくて……」
「そっか、僕も」
笑みを零しながらそう言った
でもなんだろう……、
蒼磨くんの笑顔を見るのが、 ———辛い
「……葵ちゃん??」
「え?、あッ、はい…!」
らしくもなく重い声の蒼磨くんに、私は驚いた
「…どうしたの??…なんか疲れてる顔してる……」
そう言うと蒼磨くんは右手を私の頬に持ってきた
指の先まで温もりが伝ってくる
「…あッ…、大丈夫…です」
まただ、また頬が紅潮する
「そう??、なら良かった」
優しい声で、そう囁いた
*続く*
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