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Re: 好きと言ってもいいですか?-終わりのある恋ならば- ( No.41 )
日時: 2010/09/23 17:48
名前: セピア (ID: S3B.uKn6)

第十話*何で——…、ハナミズキのブローチ*


*次の日*


「おはようございます…」

眠たい瞼を擦りながら私は椅子に座った


「………」


いつもと違う、重たい空気


「じゃあ行くね、」


「あら愛美、まだ少ししか食べてないじゃない」

「給食まで持たないぞーッ??」


小父さんと小母さんが心配そうに言うが、


「いい、行ってきます」


愛美ちゃんはスタスタと家を出て行った




…愛美ちゃん……、




「じゃあ僕も行ってくるよ」


「ああ蒼磨、行ってらっしゃい」


蒼磨くんは小さく頷いて家を出た



「さッ、葵ちゃんのご飯今作ってるからね、もう少し待っててちょうだいね」


小母さんが赤いエプロンを着けて、腕捲りをしながら言った



「…あッ……、」


キッチンに置かれた写真立て。そこには大人2人、子供2人が写っていた



「…ん??ああこれ?、蒼磨の小さい頃の写真だよ」

小父さんが新聞を見ながら言った



多分これは、小父さん、小母さん、蒼磨くん、愛美ちゃんだろう








…でも、





何か    違う—————




その刹那、


















「————…ッ!!!!!」


私の目に映った物、





写真立ての隣、そこに


















「……なんで—————」
















































ハナミズキの     ブローチ








*続く*