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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 好きと言ってもいいですか?-終わりのある恋ならば- ( No.49 )
- 日時: 2010/11/06 21:15
- 名前: セピア (ID: SmzuliUF)
- 参照: 来週から持久走週間って…、ふざけんなああああ!!!!!!!!
第十二話*我儘な白雪姫と、穏やかな王子様*
「…で、皆さん何かやりたいモノは有りませんかーッ??」
今は、学校祭でする出し物決めの真っ最中。
だが皆、挙手する気配は全く無い
「…困ったなあーッ、何か無いと、学校祭出来なくなるよーッ……」
先生は髪をクシャクシャさせながら言った
私は何故か、
「………」
愛美ちゃんに、目をやってしまった
すると、
「…先生、」
皆が後ろの方に視線を向ける
「……劇、劇がいいです」
『えッ!?』
『嘘ーッ』
『なんでーッ…??』
私は吃驚した
多分皆がざわついたのは、
愛美ちゃんが意見を述べたから だ。
「…あッ、はいはい!、劇ですね??」
先生も驚いたのか、そう返答するのに間があった
「じゃあ、劇では何をやりたいですかーッ??」
先生は黒板に、「劇」という字を書きながら質問した
そしてこの質問には、少し待たないうちに挙手をする生徒が居た
「————白雪姫がいいです」
愛美ちゃん————……
そして愛美ちゃんはこう言った
「主役は私でお願いします」
『………』
教室中が静まり返った
そして次に愛美ちゃんが放った言葉
「王子役は私に決めさせてください」
それが″あの人″だとは知らずに—————
*続く*
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